【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【愛知】鉄板で「小倉トースト」 名古屋の喫茶店

【愛知】鉄板で「小倉トースト」 名古屋の喫茶店

ジャンル・エリア : グルメ | 愛知 | 特産  2014年03月06日

尾藤さんが考えたシロップをかけて食べる新しいスタイルの小倉トースト=名古屋市中区錦1で

尾藤さんが考えたシロップをかけて食べる新しいスタイルの小倉トースト=名古屋市中区錦1で

 名古屋市中区錦1の喫茶店「喫茶神戸館」が、熱した鉄板の上で味わう新スタイルの小倉トーストの提供を始めた。食べる直前にコーヒーシロップを注ぐと、香ばしい香りとともに湯気が立ち上る。喫茶店の定番、鉄板スパゲティにヒントを得たメニューで、店主の尾藤雅士さん(34)は「見た目にも楽しい“新名古屋めし”に育てたい」と話す。

 「ジュ、ジュ、ジュー」。あんとバニラアイスがのったトーストが、食欲をそそる音を響かせる。鉄板で焦げたカリカリした食感と、砂糖とコーヒーのシロップが染み込むしっとりした食感を同時に楽しめる。

 「昔ながらの喫茶店になじみが薄い若い人たちを振り向かせたい」。一見、奇抜なメニューには、尾藤さんのまじめな思いが込められている。

 28歳の時にバンドデビューの夢を諦め、当時、母の孝子さん(64)が名古屋駅近くで営んでいた純喫茶「ポピー」を継いだ。「古くさい店」。最初はそう思ったが、常連客と触れ合う中で変わった。「店主の人柄を気に入って通ってくれる。これほど人と人の関係を感じる空間はない」と思い直した。

 3年前、建物の老朽化を理由に「ポピー」を畳み、今の店を開いた。自ら焙煎(ばいせん)したコーヒーのファンは多いが、業界全体を見渡すと“喫茶王国”の名古屋も安泰ではない。店主の高齢化に大手チェーンの進出・・・。純喫茶に通う習慣があまりない若者や家族連れを引きつけるには、「楽しい要素も必要」と考えるようになった。

 従業員と4カ月かけて試作した鉄板小倉トーストはその一手。先月初めにメニューに加えると早速、注文した客が「面白い」と携帯電話のカメラで撮影するなど滑り出しは上々だ。

 鉄板小倉トーストは単品650円、ドリンクセット850円。日曜、祝日は休み。問い合わせは同店=電052(222)2422=へ。

 (鈴木龍司)

旅コラム
国内
海外