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【愛知】創部35年、吹奏楽部が16日に初の定期演奏会 春日井商高

ジャンル・エリア : 愛知  2014年03月12日

本番に向け真剣な表情で練習に励む生徒=春日井市大泉寺町の春日井商高で

本番に向け真剣な表情で練習に励む生徒=春日井市大泉寺町の春日井商高で

 春日井市大泉寺町の春日井商業高校の吹奏楽部が16日午後1時半から、東部市民センターで初めての定期演奏会を開く。前身を含めて創部から35年。4年前まで10人だった部員が4倍に増え、ようやく実現した。部長の2年、竹田優美さん(17)は「ずっと憧れていた夢の舞台。来た人が楽しくなる演奏をしたい」と意気込む。

 「音は軽やかに表現しよう」「しっかり指揮を見て」。今月初め、同校であった練習で部員36人を前に顧問の山口有美さん(35)が改善点を指摘した。時折、部員同士で楽譜を見ながら助言し合い、発表する10曲を何度も繰り返した。

 山口さんが母校の春日井商業高に赴任した2010年4月、部員はわずか10人だった。山口さんが在校し、吹奏楽に打ち込んでいた17年前の部員は40人ほど。あまりの減少に目を覆った。

 それでも部員はやる気満々。「コンクールに出場し、定期演奏会も開きたい」と初練習の際に山口さんに訴えた。コンクールや定期演奏会を目指すなら最低でも部員40人は必要。生徒たちは、「良い演奏をすれば必ず人は集まる」と思いを一つに練習に集中。入学式や新入生向けの部活紹介、文化祭での演奏に力を入れ、新入部員の獲得を図った。

 11年度は、文化祭で、立ち上がって演奏するなど、スタンドプレーと呼ばれる陽気な演奏スタイルを披露。明るい雰囲気で奏でる姿に共感した生徒も加わり、11人の新人を迎えた。その後も12年度に18人、13年度に11人が入部。昨年4月に目標の40人に達した。

 定期演奏会を開きたいという願いは後輩に脈々と引き継がれた。昨年4月、春日井高校吹奏楽部で9年間、顧問を務めるなど、高校の吹奏楽のベテラン指導者として知られる久田雅彦さん(56)が春日井商業高に赴任したことも追い風となり、一気に定期演奏会の計画が進んだ。

 副顧問となった久田さんがノウハウを伝え、選曲やパンフレット作成などを、生徒と力を合わせて準備。部員も期待に応えようと、基本を確認しながら練習に没頭した。

 部長の竹田さんは「先輩たちの願いも背負って、演奏できるのがうれしい。これからも定期演奏会が続けられるよう、一生懸命演奏したい」と当日に向け、気を引き締めている。演奏会は入場無料。

 (蓮野亜耶)

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