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【愛知】やきものの里 愛知県高浜市

ジャンル・エリア : グルメ | 工芸品 | 愛知 | 文化 | 歴史  2014年03月13日

多彩な瓦 歴史も学ぶ

国内や世界各地の瓦を展示する高浜市やきものの里「かわら美術館」の常設展

国内や世界各地の瓦を展示する高浜市やきものの里「かわら美術館」の常設展

 約300年の伝統を誇る「三州瓦」。その主要生産地である愛知県高浜市には、陶器や瓦に関する文化があふれている。市内に巡らされた散策路「川のみち」や「海のみち」「人形小路(こみち)」を歩くと、それを凝縮した光景に出合える。中でも一番人気の「鬼みち」を歩いてみた。

 「鬼みち」は、陶製の大きな鬼のモニュメントがある名鉄・高浜港駅前から市南西部の市街地を巡り、三河高浜駅に至る約4.5キロの散策路。もともとあった道を生かし1996年に整備された。道中には、市やきものの里「かわら美術館」や公園、寺院、陶製のオブジェが点在し、陶管製の大観音像(高さ8メートル)や大たぬき像(同5.2メートル)もある。からす天狗(てんぐ)やお福さんといった飾り瓦もあり、結構、楽しめる。

 かわら美術館では、紀元前の中国で誕生し、飛鳥時代の仏教伝来とともに日本に根付いた瓦の歴史が、貴重な発掘資料とともに学べる。一口に瓦といっても、鬼瓦、丸瓦、平瓦、軒平瓦、軒桟瓦など、それぞれ役割によって名前が異なり、驚いた。屋根の軒先を飾る軒丸瓦は、武家の家紋など独特の紋様が多い。金箔(きんぱく)を施した安土桃山時代の軒丸瓦も展示され、居合わせた女性は「デザインが面白い」と感心していた。

郷土料理の「とりめし」(手前左)も味わえる「煮かつ定食」=いずれも愛知県高浜市で

郷土料理の「とりめし」(手前左)も味わえる「煮かつ定食」=いずれも愛知県高浜市で

 昼食は、地元でも人気の手打ちうどんの店「安兵衛」で、人気の「煮かつ定食」(950円)を味わった。ご飯は近年、話題の郷土料理「とりめし」に変更した。「うちのとりめしは、成鶏だけが持つ黄金色の脂を使っています」と大女将(おかみ)の神谷武子さん(76)。かむほどに鶏のうまみが出てきて、昨年のB-1グランプリ8位の実力を思い知った。

 高浜とりめし学会事務局の中川豊文さんによると、市内など17の店で、それぞれ特色あるとりめしを提供しているとのこと。「次は、食べ比べに挑戦してみようかな」と思わせるほどの味だった。

 ▼メモ 高浜市やきものの里「かわら美術館」へは、名鉄三河線・高浜港駅から徒歩約10分。車は知多半島道路・阿久比ICから約15分。常設・企画展は高校生以上200円、中学生以下無料。陶芸体験コースもある。月曜(祝日の場合は翌日)定休。(電)0566(52)3366。安兵衛は、午前11時から午後3時と午後5時から8時半まで、日曜は午前11時から午後8時半まで。水曜と第1火曜の夜の部が定休。(電)同(53)2827。全般の問い合わせは高浜市観光協会(電)同(52)2288

(中日新聞夕刊 2014年3月13日掲載)

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