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住民ガイドのツアー「まいまい京都」 京都市

ジャンル・エリア : グルメ | 文化 | 近畿  2014年03月27日

参加者に京町家の説明をする大工棟梁の山本さん(手前)

参加者に京町家の説明をする大工棟梁の山本さん(手前)

専門分野をディープに

 家紋の研究家、きき酒師など、いろんな特技や専門知識を持つ住民がガイドとなって京都市内などを散策する観光ツアー「まいまい京都」が人気だ。いずれも、その道の専門家だけに、穴場や見どころも教えてもらえる。リピーターも多いと聞き、随行してみた。

 「まいまい」とは、京言葉で「うろうろする」の意。このツアーは、ありきたりの観光ではなく、地域への愛情を持った人の案内で、京都観光を楽しんでもらおうと2011年3月にスタートした。上京区役所などからなる実行委員会が運営し、京都ユースホステル協会(同市右京区太秦中山町)内に事務局を置いている。

 ガイドは、事務局からの依頼や紹介、申し出により確保。春と秋を中心に、ほぼ年間を通じて開催している。今春のコースは約150もある。所要時間は2時間程度。参加費は、おおむね2000円前後だが、「お茶屋遊び入門」(2万3000円、6月に予定)など、値の張るコースも。事務局によると昨年は延べ5000人弱の参加があったという。

 随行したのは京町家大工の棟梁(とうりょう)、山本茂さん(69)=同志社女子大講師=が下京区を案内するコース。20~60代の男女計16人が参加した。受講料は2000円。集合場所の「ひと・まち交流館京都」で、京町家の歴史や構造、地震に対する強度の説明を受けた後、高瀬川沿いに古い町並みが残る西木屋町かいわいへと繰り出した。

 顔なじみの多い山本さんは、お茶屋のおかみさんに声をかけたり、創業350年の人形店に上がり込み、参加者と一緒に屋根裏の構造を見せてもらうなどしていた。佐賀県から来た40代の女性は「通常の観光とは違う体験ができました」と満足げ。リピーターも多く、今回で15回目という中年男性もいた。

御二九と八さい はちべーのランチ「ハラミ丼」=いずれも京都市で

御二九と八さい はちべーのランチ「ハラミ丼」=いずれも京都市で

 解散後の昼食は、昨年と一昨年、ミシュランガイドに一つ星で掲載されたレストラン「御二九(おにく)と八(や)さい はちべー」(中京区新京極四条上ル中之町)へ。3種類あるランチメニューの中から、「ハラミ丼」(2100円)を注文した。味はもちろん、菜の花やタケノコをあしらった盛りつけも見事。近くの錦市場では、食べ歩きも楽しめた。

▼メモ ツアーに参加するには、ホームページ「まいまい京都」で検索し、このサイトから申し込むか、もしくは事務局へ直接電話する。受け付けは午前10時から午後6時。水曜と日祝日定休。(電)075(462)2312。「御二九と八さい はちべー」は無休。営業時間は正午から午後2時15分までと午後5~9時半。予約は夜の部のみ。(電)同(212)2261

(中日新聞夕刊 2014年3月27日掲載)

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