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【富山】バスでピストン送迎 29日客船寄港 観光客の通訳も

ジャンル・エリア : まちおこし | 富山 |   2014年04月08日

昨年9月に寄港した客船「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」。バス輸送で観光客が混乱した=伏木港で

昨年9月に寄港した客船「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」。バス輸送で観光客が混乱した=伏木港で

伏木港-高岡駅

 今月29日に伏木港(高岡市)へ寄港する外国クルーズ豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」からの1000人規模の観光客を市中心部に呼び込もうと、市は3月末に高岡駅にオープンした「クルン高岡」の間をバスでピストン輸送する。乗客の半数ほどが外国人となる見込みで、中心部に通訳者を置き、豪華客船を利用する富裕層らに高岡の魅力を感じてもらう。(青木孝行)

 運航するのはプリンセス・クルーズ(米国)で、2200人が乗船する見込み。伏木港には午前11時~午後7時に係留する。

 シャトルバスは45人乗りを計10台用意。観光を求める乗客が何人いるかは現段階で把握できないが、乗客がそろえばすべて随時クルン高岡まで運行し、その後はさまざまな観光スポットを自由に訪ねてもらう。

 県、市などは昨年9月、アジア最大級の客船「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」が伏木港に立ち寄った際の教訓を生かそうと懸命だ。

 ボイジャー号の際もバス10台をそろえたが、市内の観光地を巡回し発車を10分間隔としたため、一斉に下船した乗客に対応できなかった。今回は最初の目的地をクルンに絞り、すばやく「高岡の顔」を見てもらうことにした。

 通訳者もボイジャー号の教訓を踏まえ、県、市、高岡商工会議所の担当者らが10日にも人数や配置場所を話し合うが、英語の通訳者を末広町など地元商店街に初めて置く案も出ている。

 ダイヤモンドは26日に横浜港を出発して青森港を経由し、29日に伏木港に寄港。その後、舞鶴港(京都府)や釜山(韓国)などに立ち寄り、5月6日に再び横浜港に戻る。

模索続くおもてなし

 環日本海の玄関口を掲げ、県などは伏木、富山新港に2025年度までに年間19回の客船寄港を目指し、ポートセールスを展開している。

 見込んでいた中国の富裕層をターゲットとした豪華客船の誘致が日中関係の冷え込みでままならない状態。そんな中、米国の運航会社などにアタックした結果、昨年のボイジャー号に続き、今回の誘致に成功した。

 高岡商工会議所は末広町や末広坂、御旅屋通りの3商店街に歓迎する黄色ののぼりを掲げるよう店主らに協力を呼び掛ける。

 しかし、どう地元経済に生かすか、具体策はこれから。ダイヤモンド号の対応にも、県の担当者は「外国人客の数がつかめず、通訳者の人数や言語などを詰める作業がぎりぎりまで続くのではないか」と話すなど、豪華客船の“もてなし”は手探りが続く。 (青木孝行)

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