
満開となり幻想的な世界をつくり出す八坂湖畔桜=下呂市金山町岩瀬で
ダム湖沿いの桜並木を水田に映し出し幻想的な「桜の園」をつくり出す下呂市金山町の八坂(はっさか)湖畔桜が見頃を迎えた。
馬瀬川第二ダムの完成でできたダム湖沿いには、完成時に植えられたソメイヨシノの400メートルほどの並木が続いている。10年前から、八坂地区の19軒の家が八坂湖畔桜を守る会をつくり、県道を挟んだ向かい側の水田に水を張り、ライトアップを始めた。
今年は寒の戻りもあって咲くペースが鈍かったが、暖かくなった8日に一気に満開に。守る会会長の大前侑三さん(74)は「満開になると桜が重なって迫力が違う」と話していた。ライトアップは午後6時半~9時半までで15日まで。12日までは守る会による屋台も設けられる。
(田中一正)