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【愛知】「陶祖800年祭」のまち 愛知県瀬戸市

ジャンル・エリア : グルメ | 愛知 | 文化 | 歴史  2014年04月10日

瀬戸焼回廊の展示作品に見入る来場者=愛知県瀬戸市の瀬戸蔵ミュージアムで

瀬戸焼回廊の展示作品に見入る来場者=愛知県瀬戸市の瀬戸蔵ミュージアムで

瀬戸焼の歴史に触れる

 陶磁器の生産地として知られる愛知県瀬戸市では、年度末まで「陶祖(とうそ)800年祭」が開かれている。陶祖は、瀬戸焼の開祖とされる加藤四郎左衛門景正(かげまさ)(通称・藤四郎)のこと。祭のメーン行事「せと陶祖まつり」(19、20の両日)を前に、瀬戸川沿いの中心街を歩いた。

 まずは、地元を代表する観光施設「瀬戸蔵」へ。1階は観光協会など。2、3階はミュージアムになっていて、瀬戸焼について学ぶことができる。2階では、昭和30~40年代の活気ある瀬戸の街並み、やきもの工場を再現しており、関連の道具も展示。陶芸の初心者という岐阜県多治見市の女性は「勉強になります」と熱心に見入っていた。3階の瀬戸焼回廊ゾーンでは、出土品や作品約2000点を年代順に並べ、1000年に及ぶ瀬戸焼の歴史を紹介している。

 街へ出て陶祖・藤四郎が瀬戸に窯を開くきっかけとなったと伝わる深川神社(771年創建)へ。宝物殿(拝観料200円)には藤四郎作と伝わる「陶製狛犬(こまいぬ)」(国の重要文化財)などが安置され、なかなかの見応え。境内には藤四郎をまつる陶彦(すえひこ)社もある。

 ここから瀬戸川沿いに東へ1キロほど進むと、瀬戸の街並みが見渡せる陶祖公園。濃尾地震などを耐えた高さ4.1メートルもある六角陶碑は必見だ。ことしの「せと陶祖まつり」では、この公園で楽市など盛りだくさんの行事が予定されている。

ご当地グルメが両方味わえる「瀬戸味セット」

ご当地グルメが両方味わえる「瀬戸味セット」

 昼食は、銀座通り商店街にある「銀座茶屋」へ。ご当地グルメの「瀬戸焼そば」と「五目(ごも)めし」が味わえる「瀬戸味セット」(720円)を注文した。瀬戸焼そばは、甘みのあるしょうゆだれが、ほどよくからんだ細めの麺が特徴。店員さんの助言通り、備え付けのコショウをかけてみると、味が引き締まった。陶工たちが仕事の合間に食べていたという五目めしは、手作り感があり、家庭的でほっとする味だ。

 瀬戸焼そばアカデミーによる瀬戸焼そばの定義は「蒸し麺とキャベツ、豚肉を使い、豚の煮汁やしょうゆベースのたれで味付けすること」など。現在は市内16の店舗で提供しているという。

▼メモ 瀬戸蔵へは、名鉄瀬戸線・尾張瀬戸駅から徒歩約4分。車は東海環状道・せと赤津ICから約10分。駐車場は最初の1時間が無料、以後1時間ごとに100円。月1回程度の臨時休館あり(4月は28日)。ミュージアムは午前9時から午後6時まで開館。入館料は大人500円、高校・大学生・65歳以上300円、中学生以下無料。銀座茶屋は午前10時から午後5時まで。水曜定休。全般の問い合わせは瀬戸市観光協会(電)0561(85)2730

(中日新聞夕刊 2014年4月10日掲載)

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