【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【石川】天然塩づくりシーズン到来 道の駅すず塩田村

【石川】天然塩づくりシーズン到来 道の駅すず塩田村

ジャンル・エリア : 文化 | 特産 | 石川  2014年04月15日

塩田に海水をまく登谷良一さん=珠洲市清水町で

塩田に海水をまく登谷良一さん=珠洲市清水町で

 珠洲市清水町の「道の駅すず塩田村」で14日早朝、伝統的な揚げ浜式の塩づくりが始まった。浜士(はまじ)の登谷(とや)良一さん(66)=同市大谷町=が、海水の入った木製の手おけを一振りすると、細かなしぶきがきらめいた。順調に好天が続けば18日ごろには今年初の天然塩が出来上がる。

 14日は、順調な塩づくりと作業の安全などを祈願する「塩浜祝い」の神事も行われた。北嶋荒御前神社の亀山国彦宮司が釜屋と塩田でお払いをし、関係者は神妙な表情で玉串を奉るなどした。

 揚げ浜式製塩は、きめ細かな砂を敷き詰めた塩田に木や竹製の手おけを使って海水をまき、天日で水分を蒸発させる。塩分を含んだ砂を集め木枠で囲んだ中に入れ、さらに海水をかけてこし、塩分濃度を高めてから大釜で煮詰める製塩法。

 2008年には「能登の揚浜式製塩の技術」として国の重要無形民俗文化財に指定されている。「おいしい」と人気が高く、全国から注文が舞い込む。

 昨年は天候不順のため、製造量は目標の8トンを大幅に下回る5.5トンだった。登谷さんは「これまでの経験から、今年はいい天候が見込めそうだ。8トンの目標を達成したい」と意気込んでいる。塩づくりは10月中旬まで続く。

  (近江士郎)

旅コラム
国内
海外