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【石川】大聖寺藩邸 ジオラマに 野田さん1年かけ製作、展示

ジャンル・エリア : オブジェ | 文化 | 歴史 | 石川  2014年04月16日

大聖寺藩邸のジオラマを前にする野田惣八さん=加賀市大聖寺地区会館

大聖寺藩邸のジオラマを前にする野田惣八さん=加賀市大聖寺地区会館

 加賀市大聖寺木呂場町の野田惣八さん(78)が、江戸時代の大聖寺藩邸の100分の1サイズのジオラマを作り、15日から大聖寺地区会館(大聖寺京町)で展示を始めた。市文化財の大聖寺藩邸図を参考に、江戸時代に藩邸があった全国各地を訪ねて建物の構造を調べ、1年がかりで仕上げた。(服部展和)

 ジオラマは縦1.86メートル、横2.2メートル。住宅建築用の壁材で地面を成形し、ヒノキで建物などを作った。堀に沿った「長屋門」や御殿の「大書院」「使者の間」のほか、弓の練習場も再現。御殿の屋根を外すと、内部の間仕切りが分かるようにした。庭や池には実物の石を置き、樹木は実物の枝に絵の具を塗って仕上げた。

 野田さんは元建設会社員の2級建築士。3年前からジオラマ作りを始め、これまでに大聖寺藩の関所や馬車鉄道などのジオラマを製作。知人の勧めもあり、昨年4月から大聖寺藩邸の製作に取り組んできた。

 大聖寺藩邸はかつて錦城小学校の周辺にあった。市教委などによると、大聖寺藩邸図には、藩ができた1639年から大火で焼失した93年までの最初の藩邸が描かれている。当時の藩邸の配置を示す唯一の平面図で、立体的な構造を示す資料は残っていない。

 このため、野田さんは静岡県掛川市や兵庫県丹波市、群馬県富岡市などを訪れて藩邸の構造を調べ、ジオラマ製作に生かした。野田さんは「かつての大聖寺藩邸はこうだったのかと、興味を持ってもらえればうれしい」と話している。

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