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【滋賀】井伊直孝書状など12件 彦根城博物館が史料発表

ジャンル・エリア : 文化 | 歴史 | 近畿  2014年04月22日

新湖東焼として流通していたまからずや焼=彦根城博物館提供

新湖東焼として流通していたまからずや焼=彦根城博物館提供

 彦根城博物館は2013年度に寄贈を受けたり、購入したりした史料12件を発表した。寄贈は古文書や陶磁器など10件、購入は井伊直孝書状など2件。史料は同館で展示中または今後展示する予定で、研究にも活用するという。

 大正-昭和時代に彦根城内に屋敷を借りて窯を設け、焼き物を生産した陶器卸商の奥村松平(まつへい)が扱った「まからずや焼」の陶磁器48点は、奥村家の子孫から寄贈を受けた。

 奥村家は「まからずや」との屋号で卸商を営んでいたことから、城内で焼かれる陶器の名になった。江戸時代に彦根で焼かれた湖東焼に倣ったため、「新湖東焼」と称して流通していたとされる。彦根城や、多賀大社延命長寿の御利益を表すカシワの葉などが描かれており、近現代の彦根の焼き物の歴史を知る上で重要な資料とされる。

 京都市内の古書店から購入した二代藩主井伊直孝書状は、初代藩主直政正室のおいで播磨山崎藩主だった松平家の佐藤外記(げき)に宛てた手紙。書状には、家を退いて直孝を頼り、彦根で暮らすことを望んだ外記に対して、直孝が井伊家と松平家が不和にならないように話を整えたことを伝えている。

古書店で購入した井伊直孝書状=彦根城博物館提供

古書店で購入した井伊直孝書状=彦根城博物館提供

 井伊直孝書状は6月16日まで常設展示している。まからずや焼は6月20日から公開する。問い合わせは博物館=電0749(22)6100=へ。

 (辻井勇太)

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