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【愛知】眺めや安さ客にアピール ビアガーデン激戦区・栄

ジャンル・エリア : グルメ | 愛知  2014年05月06日

マイアミ名物の「マイちゃんアミちゃん」のステージ。踊って汗をかけば、ビールの味も格別だ=名古屋三越栄店で

マイアミ名物の「マイちゃんアミちゃん」のステージ。踊って汗をかけば、ビールの味も格別だ=名古屋三越栄店で

 もはや「夏の風物詩」にとどまらない。名古屋のビアガーデン戦争が早くも始まっている。最激戦地区は昨年、名古屋駅前から老舗が移ってきた栄だ。各店がよそとの差別化を図ろうと、ビールだけでなく眺望や料理、娯楽性に趣向を凝らしたり、割安メニューを打ち出したり。大型連休中、ビール好きの記者2人が“はしご”しながら、それぞれの特徴を見てみた。

 ビール腹を克服しつつある奥田記者がまず向かったのは、名古屋三越栄店の屋上にある「マイアミ」。昼間から家族連れや若者グループであふれ、550席がほぼ埋まっている。炭火バーベキューの香りがたまらない。岐阜県土岐市の会社員大鋸利広さん(50)も「情報誌で見比べた。いろいろな種類が飲める」と満足そうだ。

 1963(昭和38)年から約半世紀間営業してきた名駅前から移転。国内4大メーカーのビールをそろえ昨季も来店者13万人と変わらぬ人気だ。自前で養成するアイドル「マイちゃんアミちゃん」のステージで、観客同士が盛り上がれる一体感も楽しそうだ。

若者たちでにぎわうビアガーデン=丸栄で

若者たちでにぎわうビアガーデン=丸栄で

 運営するチタカ・インターナショナル・フーズの小木曽寛さん(38)は「名駅時代はサラリーマンが多かったが、栄で女性や学生客が加わった」。県外からの客も多く「今まで栄に来ていなかったお客さんも呼べる。街全体が活気づけばいい」と余裕の構えだ。

 一方、赤川記者が訪ねたのは9日のオープンに向けて準備に忙しい中日ビル屋上のビアガーデン。66(同41)年に営業を始め、栄では最古参だ。人気店の進出で青息吐息かと思いきや、運営する中日パレスの村瀬昌彦・営業アドバイザーマネジャーは「ビアガーデンなら栄というイメージが確立された。相乗効果がある」。昨季は過去最多の5万1000人を集めた。

 今季はテレビ塔が見え、目抜き通りを見下ろす特等席に2人用のカップルシートを設けたり、毎週水曜日をシニアデーとして65歳以上は値引きしたり。シニア割引は受けられない赤川記者だが、娯楽志向とは一線を画す「大人向け」の仕掛けが気に入った。

 そのままエレベーターを降り、久屋大通公園へ。今年で3年目を迎えた「ベルギービールウイークエンド(BBW)名古屋」(6日まで)は、低音を効かせた洋楽がゆったり流れ、66種類のビールや料理を味わえる。マンゴー入りビールを飲んでいた20代の姉妹は「開放感がいい。楽しい気分にさせてくれます」と魅力を語る。

屋上に設けられた「カップルシート」。栄の目抜き通りを見下ろす特等席だ=中日ビルで

屋上に設けられた「カップルシート」。栄の目抜き通りを見下ろす特等席だ=中日ビルで

 昨年、全国5都市で開かれたBBWで、名古屋の来場者数は12日間で4万8000人に達し、予想を2割上回り最多。事務局を務める広告会社の内海偉紀(ひでのり)プロジェクトマネジャーは「飲む量はそこそこでも、盛り上がりがいいのが名古屋。屋外で楽しみたい人が多いのでは」とみる。

 2人が行った店は他にもあるが紙幅の関係で、後は皆さんの目とのどで確かめてほしい。「それにしても連休中も取材とはつらいな」(赤川)。「仕事も終わったことだし、先輩のおごりで一杯いきましょう!」(奥田)。

 (赤川肇、奥田哲平)

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