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【富山】日仏 懸け橋の一席 落語家シリルさん、富山で23日「口演」

ジャンル・エリア : 富山 | 文化 | 歴史  2014年05月14日

高座に上がるフランス人の尻流複写二(シリル・コピーニ)さん=昨年10月、東京都内で

高座に上がるフランス人の尻流複写二(シリル・コピーニ)さん=昨年10月、東京都内で

 世界的にも珍しい日本語で落語を演じるフランス人シリル・コピーニさん(40)=東京都新宿区=の「口演ツアー」が23日、富山市の角川介護予防センターで開かれる。母国ではフランス語で演じるシリルさんは「落語を通して日仏両国の交流の懸け橋になりたい」と意気込む。(東京社会部・沢田一朗)

 高座に上がるときの名前は「尻流複写二」。「尻が流れると書いてシリル。複写と数字の二で、コピーニと申します」と決めのふりで始まる。

 「お客さま、何様ですか」。ツアーで演じるのは、日本人の構成作家に作ってもらった創作落語の新作「弟子入り」。すし店で修業するフランス人留学生の日本語のずれが、頑固な店主や客たちを混乱に巻き込んでいく。

 南フランスニースの出身。高校時代に日本語の勉強を始めたのをきっかけに落語に興味を持った。来日後、在日フランス大使館の文化交流を進める「アンスティチュ・フランセ日本」広報部に所属。2010年から上方の落語家に本格的な指導を受けている。日本で老人ホームの慰問も行う。

 フランス語圏の国では母国語で演じ、7月にはフランスの世界的な演劇祭「アビニョン・フェスティバル」に仲間と出演する。

 落語の魅力について「創造的で演じる人の文化や解釈によって変わってくる舞台芸術」とシリルさん。母国の人たちには「日本には江戸時代から優れた笑いの文化があることを広めたい」とも。

 当日は、午後1時からフランス語で落語をするステファン・フェランデスさん(フランス在住)と口演。会場では午前10時半から健康講座などもある。参加無料で予約が必要。問い合わせは、同センター=電076(422)1220=へ。

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