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【岐阜】金山巨石群 岐阜県下呂市

ジャンル・エリア : グルメ | 岐阜 | 歴史  2014年05月22日

岩陰に差し込む太陽光で夏至や冬至が分かる金山巨石群

岩陰に差し込む太陽光で夏至や冬至が分かる金山巨石群

古代人が太陽光観測?

 岐阜県下呂市金山(かなやま)町の山間に広がる「金山巨石群」。域内に残る縄文時代の岩屋岩陰(いわやいわかげ)遺跡(県史跡)は、石組みの岩陰に差し込む太陽光で冬至の時期が測定できるという説もある古代の科学スポット。周辺の新緑も今が見頃。6月下旬の夏至を前に立ち寄ってみた。

 金山巨石群は、飛騨川と馬瀬川が合流する飛騨街道の旧金山宿から、馬瀬川沿いに15キロほど北上したゾーンに広がる。一辺が10メートルほどもある巨石が山の斜面に点在し、「おおっ」という光景にも出くわす。

 夏至1カ月前後の見どころは、同遺跡の近くにある「線刻石のある巨石群」。好天の日だと、昼前後に、石組み内に差し込むスポット光が観測できるという。古代の天体観察台跡であるかどうかは、まだ解明されていないが、この場所での計測データは日本暦学会の機関誌にも紹介されているという。6月21日から23日は、いずれも午前5時すぎから午後5時まで、現地で太陽観測会を予定しており無料で見学できる。雨天、曇天時は中止。

 江戸時代に栄えた旧金山宿では、町中の路地を歩く「筋骨(きんこつ)めぐり」を体験した。ガイドの岡戸孝明さんによると、「筋骨」は下呂市の一部で使われる土地言葉。人通りの多い表通りを「骨」、路地裏の生活道を「筋肉」にたとえているという。

 民家の間に巡らされた路地は、昔から使われている共同の水場や旧金山宿全体を見渡せる鎮守山の頂にも続いている。ふんわりした黒豆大福(1個180円)が人気の和菓子店「餅倖(もちこう)」、店先で揚げるコロッケ(同100円)が評判の天ぷら店「名取」など、食べ歩きも楽しめる。

下呂の特産食材を生かした「筋骨ランチ」。右上が「鶏ちゃん」=いずれも岐阜県下呂市金山町で

下呂の特産食材を生かした「筋骨ランチ」。右上が「鶏ちゃん」=いずれも岐阜県下呂市金山町で

 昼食は国道41号沿いのドライブイン飛山(ひざん)で「筋骨ランチ」(1000円)を注文。主菜の「鶏(けい)ちゃん」は、鶏肉と下呂特産のひじり茸(たけ)などを焼いて食べる。家庭や店によって味付けは異なるが、この店はしょうゆ味。ご飯との相性も良く食が進んだ。

 帰りは、馬瀬川沿いの道の温泉駅「かれん」へ。新緑を眺め、せせらぎの音を聞きながらの露天風呂は極楽気分。身も心も、すっきりした。

 ▼メモ 旧金山宿がある下呂市金山町へは、JR高山線・飛騨金山駅下車。車は、東海環状道・富加関ICから約40分。筋骨めぐりはガイド(有料)と一緒に回るのがお勧め。JR飛騨金山駅かドライブイン飛山が起点で、1人300円、要予約。道の温泉駅「かれん」の入浴は午前7時から9時までと、11時から午後9時まで。入浴料は大人450円、小学生300円、第3木曜定休。全般の問い合わせは下呂市の金山町観光協会=(電)0576(32)3544

(中日新聞夕刊 2014年5月22日掲載)

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