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【岐阜】きれいな自然知って 各地ホタルの季節へ

ジャンル・エリア : まちおこし | ホタル | 岐阜  2014年05月27日

6月初旬ごろのしびり川。ゲンジボタルの乱舞が楽しめる=山県市藤倉で(市提供)

6月初旬ごろのしびり川。ゲンジボタルの乱舞が楽しめる=山県市藤倉で(市提供)

 ほのかな光を放ち、ふわふわと宙を舞うホタル。5月も終わりが近づき、岐阜地区の名所にもホタルの季節がやってきた。闇に舞う光を見て、日々の生活で疲れた心を洗ってみてはいかが-。

◆本巣市

 多くのホタルが観察できそうなのが、豊かな自然が多く残る本巣市。同市曽井中島の席田用水近くには、その名も「ほたる公園」がある。公園から市民スポーツプラザにかけての1キロほどが、ゲンジボタルの一番の鑑賞ポイント。6月7日にはスポーツプラザで「花とほたる祭り」がある。

 ほかにも、NEOキャンピングパーク近くの根尾東谷川(7月上旬)など、市内のあちらこちらで観察できる。保護に取り組む「どろんこ探検隊」の代表寺町茂さん(58)は「きれいな自然環境が残っていることを知ってほしい」と話す。

◆岐阜市

 岐阜市中西郷の板屋川には、一度は絶えたゲンジボタルが20年ほど前に復活。地元住民でつくる「水と親しむ西郷まちづくり推進協議会」が、川の清掃や河川敷の土壌改良をして、保護に取り組んできた。事務局長の高橋昇さん(66)は「両岸で観察できる。神社近くの中州が一番の見どころ」。30日から6月15日までの金、土、日曜には、近くのスーパーに駐車場を用意し、会員が希望者を案内する。

◆羽島市

 すでに、ホタルが舞い始めた場所もある。羽島市小熊町にある250平方メートルほどの人工池には、数十匹が飛び回る。ホタルの再生に取り組む「小熊知風の里づくりネットワーク協議会」の大野成正会長(84)は「ホタルが飛ぶ、美しい水と土は、農作物のPRにもなる」と満足げだ。

◆各務原市

 各務原市鵜沼大安寺町を流れる大安寺川上流では、6月8日から下旬にかけ、ホタル祭りを開催。来場者の足もとを照らす明かりを用意したり、露店を出したりする。地元有志でつくる保護団体「大安寺川ホタルを育てる会」の後藤英徳会長(72)は「今年は暖かいから多いかもしれないね」と顔をほころばせる。

◆山県市

 山県市藤倉のしびり川は、田んぼのまん中を通る流れにそってゲンジボタルが舞う。近くに住む農業松山裕也さん(67)は「昔より数は減ったが、今でもたくさんいる。仕事帰りに思わず見入ってしまいます」。

 名和昆虫博物館(岐阜市大宮町)によると、雨上がりで湿気の多いほうが観察に適しているという。水田で減農薬が進んでいるため、幼虫がはい上がってさなぎになれる場所があれば、いなくなったホタルが戻る可能性はあるという。名和哲夫館長(59)は「大人は幻想的な雰囲気を楽しんで。子どもたちには『どうして光るのか』といった好奇心を持ってほしい」と話している。

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