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【長野】松本-金沢「三つ星」巡り バス3社企画切符

ジャンル・エリア : まちおこし | 甲信越  2014年06月08日

新幹線延伸前にもかかわらず利用好調の「三つ星ルートきっぷ」と案内のチラシ

新幹線延伸前にもかかわらず利用好調の「三つ星ルートきっぷ」と案内のチラシ

 来春の北陸新幹線金沢延伸に向け、アルピコ交通(松本市)と濃飛乗合自動車(岐阜県高山市)、北陸鉄道(金沢市)の三社が連携して松本-金沢をバス路線で結ぶ「三つ星ルートきっぷ」を4月から販売している。延伸前ながら利用者数は好調で関係者からは今後に期待する声も挙がる。

 利用区間は松本、平湯温泉、飛騨高山、白川郷、金沢の5カ所。松本市の国宝松本城や金沢市の兼六園など、仏のミシュランが発行する旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に三つ星で紹介された観光地を巡ることができる。

 直通運行はなく、飛騨高山での乗り換えが必要。松本-飛騨高山間はアルピコ交通と濃飛乗合自動車の濃飛バス、飛騨高山-金沢間は濃飛バスと北陸鉄道が運行する。

 4日間の有効期間中であれば、途中の乗り降りは自由。例えば、松本を出発して金沢の前の白川郷で下車し、観光や宿泊を楽しむことができる。ただ、白川郷から飛騨高山に戻ることはできない。料金は片道大人5140円で、通常運賃よりも3000円ほど安い。

 4、5月は松本側から計79人、金沢側からは125人が利用。濃飛乗合自動車の長瀬陽子主任は「想定よりも多い」と話す。延伸後は一月当たり2~3倍の利用者数に伸ばしたいという。

 金沢に向かう首都圏の観光客が長野県を通過駅にしてしまうのではないかとの危機感が県内関係者にはあった。信州・長野県観光協会は今回のような切符の販売をアルピコ交通に持ち掛けていた。

 アルピコ交通でも同時期ごろから他の2社と検討を始めており、昨年春ごろから本格的に動き始めた。担当者は「首都圏からの金沢の観光客をいかに長野県、松本に取り込むか」と切符の目的を語る。だが、長瀬主任は「松本は特急あずさが首都圏から観光客を運んでくれる。延伸後は松本からと金沢からの2ルートになる」と話し、相乗効果を期待する。

地図

 延伸までに切符を周知することが今後の鍵を握る。濃飛乗合自動車は旅行会社に販売してもらえるように注力する他、外国人観光客にも切符を使ってもらうことを考えている。

 信州・長野県観光協会では県観光部と連携し、県内外の旅行会社を対象とした商談会を開催する。また、7月には東京や大阪、名古屋といった大都市圏にPRするという。

 長瀬主任は「一企業だけでは限界がある。地元行政との連携が不可欠」と強調した。

 (勝股大輝)

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