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【和歌山】ラーメンタクシー 和歌山市

ジャンル・エリア : グルメ | 近畿  2014年06月12日

黒帯認定のステッカー入りのタクシー

黒帯認定のステッカー入りのタクシー

「黒帯」運転手が名店案内

 ご当地ラーメンブームの中核を成した和歌山ラーメン。その名店へ、和歌山市が認定したドライバーが案内するラーメンタクシーがある。昨年12月には、お気に入りの一杯を見つける「半玉ラーメン味めぐり」がスタートした。

 ドライバーの中でも、調理実習や製麺所研修などをクリアした黒帯認定者は9人。うち5人を抱える相互タクシーに予約して、王谷和希さんとJR和歌山駅前で待ち合わせした。後部ドアに王冠マークの入った黒帯認定のステッカーが輝く。2、3分打ち合わせをしてスタート。タクシー料金は時間貸しで1時間(4220円)。これで、お薦めの3店を、それぞれ半玉で回った。

 まずは学生に人気という「グリーンコーナー本店」へ。王谷さんが半玉ラーメン味めぐりの利用パスを店員に示して「てんかけラーメン」を注文してくれた。和歌山ラーメンは、しょうゆ系(車庫前系)、豚骨しょうゆ系(井出系)に分類されることが多いが、どちらにも属さない種類。スープは薄いしょうゆ味だが、天かすのこくが存在感を示していた。

和歌山ラーメンは「早ずし」(奥)などがカウンターに並ぶ店が多い=いずれも和歌山市内で

和歌山ラーメンは「早ずし」(奥)などがカウンターに並ぶ店が多い=いずれも和歌山市内で

 次は豚骨を使わない人気店「まるしげ中華そば店」へ。昼は正午から午後1時までしか営業しない。正午前には、既に開店を待つ客がいた。中華そば670円、半麺520円とメニューにあるが、味めぐり料金だと350円になる。カウンターにはサバの押しずし「早ずし」(100円)やゆで卵などのサイドメニューが置いてある。麺は半分とはいえ、チャーシューなどの具は1人前。すでに腹八分目を超え、うますぎるスープを飲み干すのは断念した。

 ここまでで40分余りかかった。1時間で3店をめぐるのはきつい。数人で乗り込み、「井出商店」など、行列のできる店を3軒目に選び、そこで降ろしてもらって1時間料金にするのが上手な利用法か。

 3軒目は豚骨しょうゆ系の「京橋 幸太郎」を選んだ。くさみがなくてうまい。麺に炭を練り込んだ備長炭ラーメンがイチ押しという。「和歌山ラーメンは市内に90店あるけど、それぞれアレンジして個性があるんです」と王谷さん。なめらかな口調が、満腹に響く。夜は歩いて好みの店へ。 (小畑一成)

▼メモ 和歌山市へは、名古屋から新幹線のぞみ、新大阪経由の特急くろしおで約2時間。ラーメンタクシーは14事業所で扱い、認定ドライバー93人が案内する。うち黒帯認定ドライバーは9人。半玉味めぐりで利用できるのは11店。ラーメンタクシー事業に関する問い合わせは和歌山市観光課=(電)073(435)1234

(中日新聞夕刊 2014年6月12日掲載)

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