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【岐阜】シロヒレタビラ赤ちゃん初公開 アクア・トト

ジャンル・エリア : 動物 | 岐阜  2014年06月23日

シロヒレタビラの成魚=各務原市川島笠田町のアクア・トトぎふで

シロヒレタビラの成魚=各務原市川島笠田町のアクア・トトぎふで

 絶滅の危機にある淡水魚「シロヒレタビラ」の仔魚(しぎょ)(赤ちゃん)が、各務原市川島笠田町の世界淡水魚園水族館「アクア・トトぎふ」で展示されている。まだ目も口もなく、「のっぺらぼう」のような不思議な容貌で、来場者の目を引いている。

 仔魚は体長5ミリほど。オタマジャクシのような形だが、顔の部分はまっさら。6匹がビーカーの中で体をくねくねさせている。いずれも18日に人工授精した卵から、20日にふ化したばかりだ。

 シロヒレタビラはタナゴの仲間。木曽川などの流れがよどむ「ワンド」と呼ばれる地帯に生息し、二枚貝のイシガイの中に卵を産み付けることから、観察が難しい。仔魚は貝の中で2週間ほど過ごし、目と口ができて自分で餌を取れるようになると、外に出てくるという。

 河川整備や外来種の定着などの影響で、環境省のレッドリストでは2番目に危険度が高い絶滅危惧1B類に分類されている。

目も口もないシロヒレタビラの仔魚。手前が頭になる部分(アクア・トトぎふ提供)=各務原市川島笠田町のアクア・トトぎふで

目も口もないシロヒレタビラの仔魚。手前が頭になる部分(アクア・トトぎふ提供)=各務原市川島笠田町のアクア・トトぎふで

 水族館は毎年3~6月に人工繁殖させており、今年は例年より多い500匹ほどが生まれた。生育の状況も良好なことから初公開することにした。ふ化後2週間以上の稚魚や、繁殖期に合わせてひれが鮮やかな白色に染まった成魚も合わせて展示している。

 水族館によると、飼育しているイタセンパラなどのタナゴ類5種類のうち、シロヒレタビラは一番知られていないという。

 飼育係の須田暁世さん(25)は「変わった繁殖形態を知ってもらい、少しでも関心を持ってもらえれば」と話している。

 展示は7月上旬まで続ける予定。

 (斎藤雄介)

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