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【静岡】空自浜松広報館エアーパーク 無料で大評判

ジャンル・エリア : まちおこし | 静岡  2014年07月09日

歴代の航空機などがずらりと並ぶ格納庫=浜松市西区のエアーパークで(木原育子撮影)

歴代の航空機などがずらりと並ぶ格納庫=浜松市西区のエアーパークで(木原育子撮影)

◆昨年度40万人来場、観光起爆剤にも

 航空自衛隊の全国唯一の広報施設で、開館15年を迎えた空自浜松広報館エアーパーク(浜松市西区)が2013年度来館者数で年40万人の大台を超え、絶好調だ。市も人気にあやかり、あの手この手を考え始めている。

 エアーパークは1992年度に当時の防衛庁(現防衛省)が策定した広報センター構想に基づき、60億円をかけて建設され、99年に開館した。敷地面積は約2万5000平方メートル。

 半球状の大スクリーンに救難隊の人命救出シーンを映す臨場感たっぷりの全天周シアター、歴代ブルーインパルスの実物展示、模擬操縦など、航空ファンの心をくすぐるものばかりだ。

 パイロットを養成する第一航空団を抱える浜松基地の敷地内にあり、平日なら離着陸訓練をする戦闘機を間近で見られる。

 人気の最大の要因は、無料で充実した展示を楽しめることだ。インターネットの口コミサイト「トリップアドバイザー」では今年、全国の無料施設の中で満足度トップに躍り出た。他のサイトでも、黒部ダム(富山県)やインスタントラーメン発明記念館(大阪府池田市)に次ぐ人気だ。

 そんな評判のおかげで、週末になると1日8000人の人出があり、うち半数は県外からの来館者。知名度は全国規模に広がっている。

地図

 黙って見ていられないのは、観光に力を入れる浜松市だ。程近いフラワーパーク(西区)やフルーツパーク時之栖(すみか)(北区)などにも立ち寄ってもらうため、観光案内をエアーパークに置き、他施設への誘導を狙う。パンフレットは常に品切れ状態。旅行会社などにも、舘山寺温泉(西区)での1泊2日ツアーにエアーパークを組み込むよう働き掛ける。積極的なPR策で、他施設との相乗効果を期待する。

 意外に好評なのが、中国や東南アジアからの修学旅行。「政治的な面で注意は必要だが、旅行者には観光施設として受け入れられ、トラブルはない」(市観光交流課)という。

 エアーパーク側も来年3月に全天周シアターのデジタル化を控え、さらなる来館者増を見込んで対策に乗り出した。乗用車146台、大型バス17台分しかない駐車場を拡張する計画を防衛省に要望中だ。

 片岡一彦館長(防衛事務官)は「航空自衛隊のありのままを伝える施設。空自発祥の地、浜松にある強みを生かし、地域に根差した施設にしていきたい」と話している。

(木原育子)

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