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【長野】観光列車「ろくもん」 長野県上田市

ジャンル・エリア : 歴史 | 甲信越 | 鉄道  2014年07月17日

観光列車「ろくもん」

観光列車「ろくもん」

真田幸村の心意気堪能

 2016年のNHK大河ドラマが「真田丸」に決まったことで一層、観光客誘致に熱が入る長野県上田市。これを受けて地元の第3セクター「しなの鉄道」は、11日から観光列車「ろくもん」の運行を開始した。3両編成で長野-軽井沢間を走る。

 戦国武将・真田幸村の甲冑(かっちゅう)の赤備えをイメージした車体に家紋の六文銭、結び雁金(かりがね)、州浜を金色で配置。デザインは豪華寝台列車「ななつ星in九州」を手掛けた水戸岡鋭治さんなので、内装も凝っている。長野県産のヒノキを使った3号車は個室空間が楽しめる和の世界、2号車はカウンターとソファ席。そして1号車は子ども連れ向き。3号車と2号車は食事付きプラン専用だ。通常ダイヤの所要時間は約1時間半だが、約2時間20分かけて走る。車窓からの景色と料理をゆっくり味わってほしいとの狙いだが、片道大人1人1万2800円(ワンドリンク付き)はやや高め。しかし「軽井沢の名店オリジナルの洋食コースや老舗の懐石料理を用意しています。決して損はさせません」と同鉄道地域連携室長の三浦靖弘さんは胸を張る。

 上田駅で降り、近くの上田城跡公園へ向かった。道中には架空の戦国ヒーロー「真田十勇士」のモニュメントや真田一族への思い入れを込めた池波正太郎真田太平記館。公園の東虎口櫓(やぐら)門では、信州上田おもてなし武将隊の真田幸村と筧十蔵らが出迎えてくれた。若者たちの案内で公園内へ。2年前から武将隊員をしているという幸村役の男性は「どんな劣勢にあっても人生をあきらめない幸村は、魅力的な男です」と熱く語った。

和の空間「ろくもん」の3号車車内

和の空間「ろくもん」の3号車車内

 上田市には、温泉がいくつもあり、別所温泉は信州最古の湯として知られる。こぢんまりとした旅館が点在する温泉街の中ほどには、善光寺(長野市)と向かい合うように本堂が北を向いている北向観音がある。ゆっくり温泉につかり、名物のそばをいただき、景色を楽しみながらの散歩もできる、しっとりした田舎町である。 (神納美桜子)

 ▼メモ 上田市へは、中央道、長野道、上信越道を利用して上田菅平ICで降りる。観光列車「ろくもん」は、週末や夏休みを中心に運行。食事なしプランの1号車は大人2640円(長野-軽井沢間)。予約センター(電)0268(29)0069、長野県名古屋事務所(電)052(263)4118

(中日新聞夕刊 2014年7月17日掲載)

上田城跡公園を案内する信州上田おもてなし武将隊=長野県上田市で

上田城跡公園を案内する信州上田おもてなし武将隊=長野県上田市で

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