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【三重】三重県総合博物館 津市

ジャンル・エリア : グルメ | 三重 | 文化 | 歴史  2014年07月31日

 国内で発見された陸上哺乳類では最大とされるミエゾウの全身復元骨格=津市の三重県総合博物館で


国内で発見された陸上哺乳類では最大とされるミエゾウの全身復元骨格=津市の三重県総合博物館で

大迫力のミエゾウ骨格

 日本一短い都市名で知られる津市に、ことし4月、オープンしたばかりの三重県総合博物館=通称・MieMu(みえむ)=を訪ねた。

 開放感あふれる2階エントランスからエスカレーターで3階へ上がると、巨大なミエゾウの全身復元骨格が目に飛び込んだ。「わー大きいね」と近くにいた子どもたち。肩までの高さ約4メートル、牙からお尻までは約8メートル。アフリカゾウと比べると2回り大きく、マンモスをも上回る。430万~300万年前に生息し、国内で発見された陸上の哺乳類では最大。全身復元は日本初で、同館のシンボル的存在だ。1918(大正7)年、現在の津市芸濃町で初めて化石が発見されたことから名前が付いた。5本の指がくっきり確認できる足跡の複製からも、その巨大な体が想像できた。

 基本展示室では、三重県の豊かな自然と歴史文化の魅力を紹介。森林や伊勢湾などのジオラマの周囲を、歩きながら学べる。2階には、同館前身の県立博物館(3月閉館)で飼育していたオオサンショウウオ「さんちゃん」(推定30~40歳)がいた。「普段はあまり動きませんが、えさを食べる時だけは機敏になります」と広報担当の学芸員、中村千恵さんはやさしいまなざしで見守っていた。

津市民にとっては、郷土食のような感覚のうな丼=津市丸之内養正町の新玉亭で

津市民にとっては、郷土食のような感覚のうな丼=津市丸之内養正町の新玉亭で

 このあと向かったのは、中心街にある老舗うなぎ店「新玉(しんたま)亭」(同市丸之内養正町)。お伊勢参りの通り道で、かつて養鰻(ようまん)業が盛んだった津市内には、現在も20のうなぎ店がひしめく。市民にとって、うな丼は郷土食のようなもので、他の地域よりはリーズナブル。4代目店主の杉本浩也さん(41)は「大学生がコンパで使ってくれるような価格にこだわっています」と話す。

 一匹超のうなぎを使い、二重に敷き詰めた特上丼(3024円)を食べた。関西風に外側をカリッと焼き上げ、少し辛めのたれは、ご飯との相性も上々。平らげると、蒸し暑さでへばりそうだった体も回復した。津市観光協会は市内全店舗のたれの甘辛、味のこってり度を表示した「うまっぷ」を作り、市役所や各店に置いている。味比べをしながら、お気に入りの店を探してみてはどうだろう。 (古谷祥子)

 ▼メモ 津市へは、名古屋から近鉄特急、JR快速みえで約50分。三重県総合博物館は、津駅からバスで約5分。車は、伊勢道・津ICから約10分。開館時間は午前9時~午後7時。月曜休館。(電)059(228)2283。新玉亭は、津駅からバスで5分の「三重会館前」から徒歩5分。月曜定休。(電)059(224)0008

(中日新聞夕刊 2014年7月31日掲載)

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