【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【静岡】白糸ノ滝とブルーベリー 静岡県富士宮市

【静岡】白糸ノ滝とブルーベリー 静岡県富士宮市

ジャンル・エリア : グルメ | 果物 | | 特産 | 静岡  2014年08月07日

富士山麓でブルーベリー狩りを楽しむ観光客

富士山麓でブルーベリー狩りを楽しむ観光客

大自然が育む格別な味

 富士山麓でブルーベリー狩りが楽しめると聞いて静岡県富士宮市に出かけた。世界遺産・山宮浅間神社の近くにある富士博園(同市山宮篠坂)は、東京ドームほどの広さがありブルーベリーの木が何と1万5000本も植えられている。

 食べ放題は40分で大人1000円、小学生500円。受付で土産用のパックをもらい、開始した。木は高さ1メートルほどなので、つみ取りは簡単。紫色に熟した実を口に含むと少し酸味を感じたが、新鮮な果実の味は、やはり格別だ。「ブルーベリーは目の健康にもいいんですよ。食べるだけでなく、どんどんパックに詰めてください」と案内役の営業部長、町憲雄さんが勧めてくれる。つみ取らなければ実が落ちるだけ。それではもったいないというわけだ。調子に乗って食べていたら、いつしか満腹になっていた。

 富士山が昨年6月、世界文化遺産に登録されたのを機に、富士宮市は観光推進の新たな取り組みを始めた。構成資産の一つ「白糸ノ滝」の関連施設は昨年末、大幅にリニューアル。滝つぼ周辺の大木や土産物店を撤去し、新たに滝見橋などを整備した。このリニューアルで、行楽客からは「以前より滝の眺めがワイドになった」と好評だ。

滝つぼ周辺の環境が整った白糸ノ滝=いずれも静岡県富士宮市で

滝つぼ周辺の環境が整った白糸ノ滝=いずれも静岡県富士宮市で

 新しいトイレ、観光案内所が整った駐車場から歩道を下ると「ゴオー」と大きな滝音が聞こえてきた。落差約25メートルの「音止(おとどめ)の滝」である。「白糸ノ滝」は、そのすぐ先にあった。落差は20メートルとさほどでもないが、幅は何と約120メートル。富士山のきれいな伏流水が、馬てい形に広がる崖面を幾筋も流れ落ち、感動のパノラマ。昔に比べると水量は減少しているらしいが、そのスケールと美しさはそのまま。息をのみ、しばらく見入った。

 宿泊は、部屋からも温泉からも富士山を眺めることができるという田貫湖畔の休暇村富士へ。当日は、雲が広がり、あいにく美しい富士山とは出合えなかったが、翌朝、いいことがあった。湖畔の遊歩道を散歩していると、朝露にぬれた周辺の木々が静寂の中できらめき、何とも言えない、すがすがしい気分になった。 (神納美桜子)

 ▼メモ 白糸ノ滝へは、JR身延線・富士宮駅からバスで約30分、車は新東名高速道・新富士ICから約40分。近くの富士博園のブルーベリー狩りは9月10日まで。開園時間は午前9時~午後5時。休暇村富士は利用客の100万人達成キャンペーン(9月1日~10月17日)を実施。1泊2食付きで1人1万2000円(入湯税別)から(電)0544(54)5200

(中日新聞夕刊 2014年8月7日掲載)

旅コラム
国内
海外