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【愛知】92歳で絵画初個展 「遅いということはない」

ジャンル・エリア : 愛知 | 芸術  2014年08月19日

自作を見つめる山脇清さん(左)=岡崎市籠田町のメイプるで

自作を見つめる山脇清さん(左)=岡崎市籠田町のメイプるで

 岡崎市八帖町の山脇清さん(92)が初めて開く絵画の個展「きよし92才展」が18日、同市籠田町のギャラリー喫茶「メイプる」で始まった。89歳で始めた水彩、油彩、パステル画の作品13点が並ぶ。9月6日まで。

 「子どものころから絵を描くのが好きだった」と振り返る山脇さん。3年前、市内で絵画教室を主宰する堤久子さん(64)=同市松本町=と出会ったのを機に入門し、33人が通う教室の中で最高齢の生徒になった。

 以来、自分のペースでスケッチブックに向かい、一つの作品を1週間ほどで仕上げてきた。

 教室に入って初めて描いた中折れ帽子のパステル画は、特に思い入れが深い。堤さんから与えられた題材で、灰色に黒い帯布が巻かれた帽子を丁寧に描いた。淡い色彩で、布の質感や光が当たる部分の描写に心を砕いた。

 そのほかの題材は、写真を基に描いた歌舞伎役者や仁王像、五重塔など。市内で呉服店を営んでいた山脇さんは、振り袖などのデザイン画を長年描いてきた経験があり、堤さんは「構図や色彩感覚が優れている」と評価する。

 「死ぬまで絵を描き続けたい」と語る山脇さん。初の個展開催に「いくつになっても、何かを始めるのに遅いということはない。見た人が、俺も何か一つやってみようと思うきっかけになれば」と期待している。

 日曜休み。開館時間は午前8時半~午後6時。(問)メイプる=電0564(25)0771

 (帯田祥尚)

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