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【岐阜】川端の新出恋文、拝見 うかいミュージアム

ジャンル・エリア : 岐阜 | 文化  2014年09月02日

川端康成の写真や手紙などを眺める人たち=岐阜市長良の長良川うかいミュージアムで

川端康成の写真や手紙などを眺める人たち=岐阜市長良の長良川うかいミュージアムで

 ノーベル賞作家の川端康成が22歳のころに初恋の少女とかわした恋文などを紹介する特別展「川端康成『篝火(かがりび)』をめぐる恋文」が1日、岐阜市長良の長良川うかいミュージアムで始まった。川端の新史料が見つかったことは7月に明らかになったが、県内で展示されるのは初めて。

 ミュージアムによると、川端が初恋の少女伊藤初代と出会ったのは東京のカフェ。岐阜に移り住んだ初代と恋に落ち、3カ月の間に3度、岐阜を訪問した。2人は婚約して一緒に鵜飼いのかがり火を見たが、後に破談になった。

 今回展示するのは、川端が岐阜を舞台に恋を描いた「篝火」の自筆原稿など50点。初代が川端に送った手紙や川端の未投函(みとうかん)の手紙もあり、川端の手紙には「恋しくて恋しくて早く会わないと僕は何も手に付かない」など初代への強い思いがつづられている。

 展示は11月10日まで。資料保護のため、一部の展示品は10日間ほどで入れ替えるが、パネルで確認できる。入館料は中学生を除く15歳以上が500円、4歳以上15歳未満の子どもが250円。

 東京から旅行で訪れた出野絵理さん(33)は夫婦で未投函の手紙をのぞき込み、「小説のように飾った言葉を使わずに、自分の気持ちを書いていて、なんだか親近感がある」と話していた。

 (宇佐美尚)

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