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【静岡】山歩き、伝説も紹介 磐田の獅子ケ鼻コース

ジャンル・エリア : | 静岡  2014年09月05日

トレッキングコースを紹介するボランティアガイドの会の平さん(左)ら=磐田市で

トレッキングコースを紹介するボランティアガイドの会の平さん(左)ら=磐田市で

 伝説や言い伝えが多く残る磐田市北部の獅子ケ鼻トレッキングコースを紹介しようと、浜松、磐田、森の2市1町の山好き15人が「ボランティアガイドの会」を設立した。9月から毎月第1、2、3日曜に、来訪者を無料で案内する。

 トレッキングコースは、市と地元の財産区、近隣の山好きが「初心者・家族向け」「一般・健脚向け」の総延長約7キロの2ルートを整備した。昨年は「地元の人たちに愛され、利用者の評判がいい」として、NPO法人日本トレッキング協会(東京都千代田区)が登録コースに認定した。

 標高220~260メートルと低山にあるコースながら、垂れたロープを使って登る急斜面や鎖を伝って横歩きする狭い道もある。変化に富んだ山歩きが楽しめると、年間5000~8000人が訪れている。

 会の発足は、日本山岳ガイド協会の平忠弘さん(69)=森町=が「初心者にも安全に山に親しんでもらおう」と、知り合いに呼び掛けたのがきっかけ。「道案内のかたわら伝説なども話して、何度も訪れてもらえるようにしよう」と意見が一致した。

 約4キロを歩く「初心者半日」(午前8時半~正午)、6キロほどを案内する「初心者1日」(同~午後3時)、急斜面を登り詰める「経験者」(同~午後4時)の3つのコースを設定。該当日の午前8時半に、当日の参加者は事前に申し込みのあった来訪者と会員が獅子ケ鼻公園下駐車場で待ち合わせし、歩き始める。

 「今後は会員を増やし、車いすの利用者も一緒に登れるように工夫したい」と平さん。1人でも多くの人に、自然に包まれる感動を味わってもらうつもりだ。問い合わせは平さん=電0538(85)0463=へ。

(宮沢輝明)

地図

◆獅子ケ鼻の伝説

 <鐘掛岩(かねかけいわ)> かつて美しい娘が住み、毎日麓に下って川の水をくんでいた。若者たちは一目見ようと苦心するがなかなか出会えないため、腹立ち紛れに山道を崩してしまった。しばらくして若者が鐘掛岩に登ると、「水がないので住めない」と書かれた置き手紙があった。

 <衣掛けの松> 弘法大師が汗にぬれた衣を干したことから名付けられた松。雲に乗って書いたという書は「世をうしの 花見車に法のみち ひかれてここを 廻りきにけり」。弘法大師は周りの景色の素晴らしさに見とれ、衣を干したのを忘れて高野山に帰ったという。

 <権現様の埋蔵金>
 その1 ルート途中にある権現橋の右岸を100メートルほど下った付近に、埋蔵金があると伝わる。

 その2 2012年の台風で大木が2、3本倒れたことで、ルート途中の八畳岩から洞穴が見えるようになった。千両箱が積み重ねられているように見えるという。

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