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【富山】亀山×田附 生と死を写す 高岡で展示

ジャンル・エリア : 富山 | 芸術  2014年09月08日

自らの写真について語る田附勝さん(奥左)と亀山亮さん(同右)=高岡市のミュゼふくおかカメラ館で

自らの写真について語る田附勝さん(奥左)と亀山亮さん(同右)=高岡市のミュゼふくおかカメラ館で

 パレスチナやアフリカなど紛争地域を取材した亀山亮さん(38)と、「デコトラ」や東北地方の写真で知られる田附勝さん(40)=富山市出身=の2人の写真家による写真展「亀山の眼 田附の眼」が、高岡市福岡町福岡新のミュゼふくおかカメラ館で開かれている。7日は2人が会場で自作を解説した。

 亀山さんは千葉県出身。日本では知られていないアフリカ各地の戦争を取材した写真集「AFRIKA WAR JOURNAL」(リトルモア)で土門拳賞。田附さんは東北に息づく習俗や人々の生活を取材した写真集「東北」(同)で木村伊兵衛写真賞を受賞。同世代で親交もある。

 亀山さんは、インティファーダと呼ばれるパレスチナの人たちのイスラエルに対する抵抗運動や戦火による悲惨な現状を撮った作品や、アフリカで戦闘そのものではなく戦争の混乱の中で武器を手にした若者の狂気や収容所に入った人たちの肖像などをモノクロで撮った写真を展示した。

 一方、田附さんはトラックにさまざまな電飾を施したデコトラと運転手たちや、東北地方の土着的な祭りや漁師の荒々しい肖像、東日本大震災直後の放射能汚染を意識しながら撮影した岩手県釜石市のシカ猟を題材にした鮮やかなカラー作品を並べた。

 ともに「生と死」のイメージを強烈に感じさせる作品群で、ドキュメンタリー写真の醍醐味(だいごみ)が味わえる。11月9日まで。田附さんの「東北」からの作品は10月7日から入れ替えがある。 (松岡等)

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