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【石川】瞬間切り取った情景 市内3寺「オテラート」展

ジャンル・エリア : 石川 | 芸術  2014年09月09日

一日の瞬間を表現した現代アートに見入る来場者=金沢市昌永町で

一日の瞬間を表現した現代アートに見入る来場者=金沢市昌永町で

50人が個性競う

 お寺を会場にした金沢市内在住の若手作家や美術専攻の学生らによる作品展「オテラート」が、今年も市内の浅野川寺院群3カ寺で開かれている。地域文化のよりどころでもある寺で美術をより身近に感じる試みは5年目を迎え、地域活性化に弾みをつけている。(奥田啓二)

 オテラートは、お寺とアートを掛け合わせた造語で、2010年から金沢の古き良き町並みが残る広誓(こうせい)寺(昌永町)、崇禅(そうぜん)寺(瓢箪町)、聞善(もんぜん)寺(同)でスタートした。

 今年のテーマは「今に帰る」「自分の心に帰る」などをキーワードにした「只今(ただいま)」で、50人が取り組んだ現代アートが個性を競っている。

 築400年を誇る広誓寺本堂では、薄暗い天井から朝-昼-夜の情景をとらえた写真をビニールに転写して張り付けた傘が何本も逆さまにつり下げられ、不思議な空間をつくり上げている。

 一日の瞬間を切り取った情景を客観的に見るため、下から見上げることで逆に天から見下ろしているかのように見える表現をしたという。

 巽亮光住職は「毎年、地域や寺の雰囲気に合わせた新鮮な感性の作品が出展されており、古い寺院群に新しい歴史を刻んでいる。市内の他寺院群にもネットワークを広げていきたい」と話す。

 オテラートは15日まで。参観は午後1~6時。今回は浅野川寺院群以外に宝町の宝円寺がサテライト会場として初参加し、10日までガラス工芸展を開いている。

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