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【和歌山】美人の湯・龍神温泉 和歌山県田辺市

ジャンル・エリア : グルメ | | 特産 | 近畿  2014年10月02日

日高川沿いにある「下御殿」の露天風呂

日高川沿いにある「下御殿」の露天風呂

気分最高お肌すべすべ

 「日本三美人の湯」をご存じだろうか。それは島根県の湯の川温泉、群馬県の川中温泉、そしてもう1つが和歌山県の龍神(りゅうじん)温泉だ。泉質は、ナトリウム炭酸水素塩泉でラジウム含有量が豊富。つるつる、すべすべになると評判を呼んでいる。

 龍神温泉がある田辺市龍神村は、和歌山県の中央に位置し古くから林業が盛ん。人口は3600人ほどだが、近年は「子どもを自然の中で育てたい」と芸術家や子育て中の夫婦が都市部から移り住んでいる。

 そんなふうに移り住み、開業したのが手作り豆腐店「るあん」だ。「豆腐のおいしさを決めるのは火加減」と話す小沢聖さん(43)は、昔ながらの味を再現するため、地釜を使い、たき火の炎でゆっくりと大豆をゆで上げる。

 こうしてできた少し硬めの地釜豆腐は、1丁320円。値段はやや高いものの、質感があり、口の中でほんのりと大豆の香りがする。豆腐を材料にしたスイーツもたくさんあり「プチスイーツプレート」は人気商品。スフレチーズケーキ、ジンジャーケーキ、豆乳アイスなど7種類が載って550円。安いだけではなく、店全体に家族6人で暮らす温かさが漂っていた。

豆腐などで作ったプチスイーツプレート

豆腐などで作ったプチスイーツプレート

 もう1軒、村に住む20~80代の女性たちが切り盛りする飲食店「龍神♥は~と」は、地元産の食材にこだわった商品作りをしている。サトイモのチーズケーキ(350円)は、独特の舌触りが特徴で味もなかなかだった。

 さて、いよいよ美人の湯だ。宿は日高川の渓流に面した露天風呂(混浴)を備える「下御殿」。露天風呂に入る勇気はないので内風呂へ。お湯はとろとろ、ぬるぬるとした感触で肌にまとわり付く。湯加減もちょうどよく、まったりとした気分に。あまりの心地よさから、ずーっと入っていたかった。

 龍神温泉では、地元産の木板に手書きした「美人証明書」を宿泊、入浴した女性に、男性には「男前証明書」を12月13日まで発行している。

 もらうには投宿先などでの申し込みと500円が必要だが、こんな証明書なら、“宝物”として残しておけるのでは…。 (神納美桜子)

地元産の木板に手書きした「美人証明書」=いずれも和歌山県田辺市龍神村で

地元産の木板に手書きした「美人証明書」=いずれも和歌山県田辺市龍神村で

 ▼メモ 龍神温泉へは、JR新大阪駅から紀勢線の特急を利用、紀伊田辺駅から龍神バスで約1時間20分。車は名古屋から約5時間。龍神温泉から来年、開創1200年を迎える高野山までは高野龍神スカイラインで約1時間。龍神観光協会(電)0739(78)2222、和歌山県名古屋観光センター(電)052(263)7273

(中日新聞夕刊 2014年10月2日掲載)

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