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【愛知】空き家改装、喫茶店が人気 尾張旭の73歳・松原さん

ジャンル・エリア : グルメ | 愛知  2014年10月29日

自身の作品が展示された空間でくつろぐ林さん(左)と成田さん=尾張旭市西の野町で

自身の作品が展示された空間でくつろぐ林さん(左)と成田さん=尾張旭市西の野町で

 高齢者や地域の人の憩いの場にしようと、尾張旭市の元民生児童委員松原静夫さん(73)が6月に西の野町3にオープンした喫茶ギャラリー「海石榴(つばき)」が、人気を集めている。お年寄りらの趣味の発表の場となっているほか、地元の女性たちが地場産野菜で調理するランチも好評だ。

 元尾張旭市職員の松原さんは退職後、昨年12月まで12年間、民生児童委員を務めた。話し相手がおらず元気がない高齢者を何人も見てきた。気軽に集まれる場をつくりたいという思いが芽生え、民生児童委員の役目を終えるとともに海石榴を開店させた。

 建物は自宅そばに所有していた66平方メートルの木造平屋の空き家を改装し広い窓から日光を取り入れるようにした。カウンターとテーブル4個を置き座席数は20席。ほかに高齢者が落ち着けるよう8人が座れる和室も造った。松原さんは尾張旭花つばきの会の会長で、庭には50種類のツバキも植えられていることが店名の由来。

 600円のランチは、松原さんの妹や会員らいずれも主婦歴35年以上の5人が腕によりをかけて作る。松原さんが作った米やナス、オクラ、レタスなどを使い、近所の人もシカクマメなどを持ち寄って運営を支える。目標は「日本一予約が取れないランチ」。

憩いの場にしようと、喫茶ギャラリー「海石榴」をオープンした松原さん=尾張旭市西の野町で

憩いの場にしようと、喫茶ギャラリー「海石榴」をオープンした松原さん=尾張旭市西の野町で

 店は田園地帯の中にあり、大きな看板もなく目立たない。それでも口コミで評判になり、10~15食のランチは売り切れることもしばしば。70歳を超えて開業した松原さんは「初めから採算が合うとは思っていない。地域の人が集まって、楽しい気分になってくれればいい」と話す。

 壁面などを利用したギャラリーでは、地元の人の趣味の作品を主に展示。11月9日までは、尾張旭市狩宿町の林憲利さん(73)の盆栽と、瀬戸市南山町の成田満さん(70)の野鳥写真が並ぶ。

 営業時間は午前8時~午後4時、木曜定休。(問)海石榴=0561(42)8717

 (水越直哉)

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