【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【静岡】景色よし、食べ物よしの行楽地 静岡市

【静岡】景色よし、食べ物よしの行楽地 静岡市

ジャンル・エリア : グルメ | | | 静岡  2014年10月30日

徳川家康公をまつる久能山東照宮=静岡市で

徳川家康公をまつる久能山東照宮=静岡市で

山と海から富士山望む

 景色よし、食べ物よし、いろんな体験もできて出かけるにも便利。静岡市は、まさにそんな観光地ではないだろうか。来年は、幼年期と晩年を静岡県で過ごした徳川家康の没後の節目にあたり「家康公四百年祭」が県内一円で繰り広げられる。

 まずは家康公をまつる久能山東照宮へ。楼門辺りの標高は200メートルほどあり、ふもとから1159の石段が続く。ちょっときついので、バスでう回して日本平へ。ここから日本平ロープウェイを使うと、わずか5分で到着する。徳川幕府の二代将軍・秀忠の命で造営された社殿は国宝。そのほかの建造物も重要文化財に指定されている。最上部の神廟(しんびょう)にある家康公の墓は、遺言で西方向を向いており、当時の徳川家と豊臣家の確執のほどがうかがえる。

清水港から三保まで運航されている水上バス「ちゃり三保号2(ローマ数字の2)」からの眺め。中央後方は富士山=静岡市沖の駿河湾で

清水港から三保まで運航されている水上バス「ちゃり三保号2(ローマ数字の2)」からの眺め。中央後方は富士山=静岡市沖の駿河湾で

 茶畑が広がる日本平の展望台からは、富士山や駿河湾が見渡せる。その一角に童謡「赤い靴」のモデルになった少女と母親の像があった。歌詞の舞台は横浜だが、実在したモデルは日本平のふもとで生まれたのだという。米国人宣教師に預けられた少女は渡米する予定だったが、不治の病にかかり東京の孤児院で亡くなったと知らされ、切ない思いに。周辺の観光茶畑では、春から秋にかけて体験茶摘みができる。摘んだばかりの葉の天ぷらは、くせがなく、ついつい手が伸びた。

 富士山とともに世界遺産になった「三保松原」は、その美しい景観から訪れる人が増えている。これにあやかり東海大学海洋科学博物館(水族館)は、通常の開館時間が過ぎた後、サメやエイが泳ぐ巨大水槽の前で立食のパーティーを開催。現在は予約制で月1回程度だが、好評なことから回数の増加を検討中という。山梨県甲斐市から父母と参加した白木遥奈さん(10)は「いろんな魚を見ながら食べられるなんて最高」と大喜びだった。

 三保から対岸のJR清水駅周辺へは水上バスが便利。駅近くの清水魚市場「河岸の市」は週末、魚介目当ての行楽客でにぎわう。昼食時は混雑するので午前11時までに入るのがお勧めだ。十数店からなる飲食街では、キンメダイの煮付けやマグロ、名産の桜エビ、シラス目当ての客が順番待ちの列をつくっていた。 (富永賢治)

マグロと生シラス、桜エビの盛り合わせ丼

マグロと生シラス、桜エビの盛り合わせ丼

 ▼メモ 東海大学海洋科学博物館は火曜(祝日を除く)休館だが、春休み、ゴールデンウイークと7、8月は開館する。入館料は大人1500円、4歳から中学生までは半額。(電)054(334)7711。河岸の市は水曜定休。営業は午前10時からで物販は午後6時、飲食は同10時まで。(電)054(355)3575。問い合わせは静岡観光コンベンション協会(電)054(251)5880

(中日新聞夕刊 2014年10月30日掲載)

旅コラム
国内
海外