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【愛知】江戸後期の姿復元し初公開へ 津島市文化財渡辺家住宅

ジャンル・エリア : まちおこし | 愛知 | 文化  2014年11月11日

建築当初の姿に復元され、初めて内部が一般公開されることになった渡辺家住宅=津島市本町で

建築当初の姿に復元され、初めて内部が一般公開されることになった渡辺家住宅=津島市本町で

 江戸時代の町家の風情を残す津島市本町の市指定文化財「渡辺家住宅」が15、16の両日、初めて一般に公開される。所有者が昨年、現代風だった外観を江戸後期に建てられた当初の姿に復元した。「津島に残る古い町並みにとけ込み、一員として認めてほしい」。来年以降も定期的に公開していくつもりだ。

 渡辺家住宅は1809(文化6)年、現在の海部地域南部や三重県木曽岬町周辺を開墾した豪農、渡辺新兵衛義陳(よしつら)が建てたとされる。数寄屋造りの当時の茶室「涵月楼(かんげつろう)」などが残り、2011年に市が文化財に指定した。

 渡辺家住宅がある名鉄津島駅西側から津島神社にかけての地区は歴史的な建造物が多く残り、同様の江戸時代の建築では国指定重要文化財「堀田家住宅」、市指定文化財「氷室家住宅」がある。

 1975(昭和50)年、茶室部分などを残して外観を現代風の住宅に改築していたが、受け継いだ渡辺家19代当主の渡辺祐司さん(61)が自費で改築し直し、昨年9月に完成した。

 

 

 構想は10年がかりで、地元の歴史的背景に詳しいNPO法人「まちづくり津島」に相談し、格子の細かな形状や微妙な色合い、丸みを帯びた「むくり屋根」などを再現した。

 渡辺さんは「両親が亡くなった後、最初に建てた人の気持ちを知りたい、元に近い形に戻したいという気持ちが強くなった。津島の町並みを意識しながら、何とか自力で守らなければいけないと思う」と話す。

 見学は事前の申し込みが必要で、15日は午前10時と11時、午後は1時と2時の4回。16日は午前10時と11時、午後1時の3回。協力金300円。ガイドの解説がある。(問)NPO法人まちづくり津島事務局=0567(24)7655

(南拡大朗)

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