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【兵庫】淡路のシラス 兵庫県南あわじ市

ジャンル・エリア : グルメ | 文化 | 近畿  2014年11月13日

評判の「あわじ島オニオンビーフバーガー」

評判の「あわじ島オニオンビーフバーガー」

干し上がりは「Cの字形」

 名産の玉ネギをふんだんに使った日本一のハンバーガーが淡路島にあると聞いた。「絶対に食べたい」。ほかにも淡路牛、ちりめんじゃこ、それに人形浄瑠璃。豊かな食と伝統芸能が旅心をそそる。というわけで神戸市の三ノ宮駅からバスに乗り、鳴門海峡に面する南あわじ市福良に向かった。

 ちまたで評判の「あわじ島オニオンビーフバーガー」は昨年、鳥取県で開かれた「とっとりバーガーフェスタ2013」で見事、1位に選ばれた。パンに挟む玉ネギは、カツ、チップ、スライスなど5種類に調理される。カツのサクサク感と玉ネギ入りの特製トマトソース、甘辛く煮込んだ淡路牛のうまみが口の中で融合し、なかなかの味わい。値段は、ちょっと高め。1個626円もするが、十分にその価値はあった。

 淡路島では、春と秋の年2回、ちりめんじゃこの生産が最盛期を迎える。福良漁港周辺では、水揚げしたばかりのカタクチイワシの稚魚(シラス)を釜ゆでし、天日干しする光景をあちらこちらで見ることができ“ちりめんロード”とも呼ばれる。

シラスの天日干しに忙しい橋詰久さん

シラスの天日干しに忙しい橋詰久さん

 昔ながらの方法で、ちりめんじゃこを生産している「橋詰水産」代表の橋詰久さんに、ちりめんじゃこの見分け方を聞くと「上質のものは、ちりめん(シラス)が丸くなっている。そう、Cの字形かなあ。あと目が青い」とのこと。目の前に広がる、ちりめんじゃこをのぞき込むと、確かに身はCの字になり、目は青々としている。橋詰さんは、話の合間にも試食を重ね、干し上がり具合を入念にチェックしていた。

 宿泊したのは、鳴門海峡と大鳴門橋が望め、保湿効果が高いと評判の露天風呂がある「休暇村南淡路」。高台にあるので通過する船もよく見える。地元の人の「あそこの露天風呂は最高だよ」の言葉通り、素晴らしい眺めに感動した。

 500年の伝統を誇る淡路人形浄瑠璃は、国重要無形民俗文化財。最盛期の18世紀初頭には、40以上の座本と人形役者が1000人もいて国内各地へ巡業に出ていた。福良港に隣接する淡路人形座では、上演のほか関係資料の展示もしており、立ち寄りがお勧めだ。 (神納美桜子)

郷土芸能の淡路人形浄瑠璃=いずれも兵庫県南あわじ市で

郷土芸能の淡路人形浄瑠璃=いずれも兵庫県南あわじ市で

 ▼メモ 南あわじ市福良へは、神戸・三ノ宮の神姫バスターミナルから高速バスで約90分。車は神戸淡路鳴門道・淡路島南ICで降りる。淡路人形座の入場料は大人1500円、水曜定休(電)0799(52)0260。休暇村南淡路は、1泊2食付きで1人1万1830円から(電)0799(52)0291。南あわじ観光案内所(電)0799(52)2336

(中日新聞夕刊 2014年11月13日掲載)

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