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【石川】秋声忌に葬儀弔辞 披露 正宗白鳥の直筆原稿 発見

ジャンル・エリア : 歴史 | 石川  2014年11月17日

墓碑に献花して徳田秋声を追悼する参列者たち=金沢市材木町の静明寺で

墓碑に献花して徳田秋声を追悼する参列者たち=金沢市材木町の静明寺で

記念館で展示 好かれる人柄分かる

 金沢を代表する文豪徳田秋声の命日(18日)にちなむ秋声忌墓前祭が16日、金沢市材木町の静明寺であり、71年前の秋声の葬儀で読まれた弔辞の直筆原稿発見が報告された。原稿はこの日、同市東山の徳田秋声記念館で初公開された。(福岡範行)

 原稿は、作家正宗白鳥が友人総代としてしたためた。「作中に凡庸社会を描叙しながら、そのうちに無限の人間味を漂はせたり」と故人をたたえている。

 秋声の孫で、秋声記念館の名誉館長徳田章子さん(73)が数日前、東京都文京区の徳田家で、資料の整理中に発見。手紙や短冊の入った箱に交じっていた。章子さんは「今日に合わせて出てきたんじゃないかと思う。正宗さんの文字は味があり、人間性が出ている」と喜ぶ。

 墓前祭を主催した石川近大文学館の新宅剛理事長(67)は弔辞を読み、「秋声の謙虚で人に好かれる人柄が手に取るように分かる」と語った。墓前祭では、参列者35人が墓碑に献花した。

 秋声記念館での弔辞原稿の公開は30日まで。入館料は一般300円、65歳以上200円、高校生以下無料。

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