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【石川】「漁師民宿」穴水で開業へ 「春蘭の里」成功ノウハウ生かす

ジャンル・エリア : まちおこし | | | 石川  2014年11月21日

海沿いに立つ空き家を改装した民宿=穴水町竹太で

海沿いに立つ空き家を改装した民宿=穴水町竹太で

1月、多田さん 山と海 連泊売り込む

 能登町の農家民宿群「春蘭(しゅんらん)の里」を率いる多田喜一郎さん(66)が、穴水町の海沿いに立つ空き家を民宿に改装し、来年1月にオープンする。里山の過疎集落を再生させたノウハウを、今度は里海を舞台にした「漁師民宿」に注入。世界農業遺産に認定された山と海での連泊を売り込み、奥能登を訪れた観光客に滞在時間を延ばしてもらうのが狙いだ。(加藤健太、志村拓)

 改装したのは長年空き家となっていた穴水町竹太(たけだ)にある一軒家。多田さんによると、築60年ほどの木造2階建てで、自ら買い取って外観や床などを直した。目の前に七尾湾が広がる好立地と居間に設けられたいろりが決め手になった。

 多田さんが地域の人の協力を受けながら運営、地元漁師と契約して、取れたばかりの魚を夕食に提供する。北陸新幹線の開業後、年間500人以上の集客を見込む。

 農家民宿の利用客から海の要素を望む声が多く、計画を進めてきた。多田さんは「一般的な観光地では満足しない客からニーズがあり、十分ビジネスになる。地域の人と歩調を合わせて盛り上げていきたい」と話した。

 集落は大半がお年寄りの21世帯が暮らす。改修費の一部を助成した穴水町産業振興課の担当者は「春蘭の里のように民宿が1軒ずつ増えてくれたら」と期待感を示した。

 春蘭の里は、能登町宮地、鮭尾を中心に農家が営む47軒の民宿が点在する。春の山菜採りや秋の稲刈りなど里山の恵みを生かした体験を実施し、耕作放棄地にソバを植えるなど景観維持にも力を入れている。昨年は家族連れや修学旅行生など、国内外から8500人が訪れた。

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