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【福井】雪の遊びで集客図る かつやま恐竜の森

ジャンル・エリア : スポーツ | | 福井  2015年01月19日

 県立恐竜博物館がある勝山市村岡(むろこ)町寺尾の「かつやま恐竜の森」(長尾山総合公園)で、雪の季節ならではの取り組みが人気を呼んでいる。来園者の足を鈍らせる雪の多さを逆手にとって、地元関係者らが10年ほど前から冬季限定の楽しみ方を提案。スノーモービルでけん引する「タイヤそり」をはじめ多彩な体験メニューを年々拡充し、冬の人気スポットとして定着している。

■親雪

 公園内には恐竜博物館のほか、恐竜をモチーフにしたさまざまな遊具や恐竜化石の発掘体験ができる施設がある。しかし、冬は積雪の影響で発掘体験が休止となり、来園者は恐竜博物館の見学にとどまっていた。

 こうした状況を踏まえて、雪に対するイメージを変えようと、市では10年ほど前に初心者でも取り組みやすいクロスカントリーの体験をスタート。その後、駐車場の一画にそり用のゲレンデを設けるなど趣向を凝らし、現在では公園指定管理者のNPO法人「恐竜のまち勝山応援隊」(上田秋光理事長)が、「スノーランド」を開設して運営に当たっている。

■多彩

 今シーズンは、恐竜博物館前の2つの駐車場の敷地を利用して約1ヘクタールを会場に設定。家族連れの人気を集めるのは、2つの駐車場を連絡する階段を生かした約50メートルの「そり専用ゲレンデ」。雪になじみのない子どもたちが夢中になりすぎて、博物館に入場しない家族連れもいるほどの人気ぶりだ。

 除雪しない区画の駐車場では、平らな雪面を生かし、スノーモービルでけん引する「タイヤそり」が楽しめる。スピード感とスリルが満点で、子どもだけでなく大人も魅了している。

スノーモービルでけん引する「タイヤそり」を楽しむ人たち=勝山市のかつやま恐竜の森で

スノーモービルでけん引する「タイヤそり」を楽しむ人たち=勝山市のかつやま恐竜の森で

 起伏に富み、森林に囲まれた公園の自然を満喫したいなら、クロスカントリースキーによる滑走や、スノーシュー(西洋かんじき)による散策がお勧め。

 クロスカントリースキーは1.5~2.5キロの4コースが設定され、勝山市内の児童や生徒たちの練習コースにもなっている。スノーシューを履いて雪上を歩くコースは2.6キロで、美しい加越国境の山並みが楽しめるほか、ウサギやカモシカなど動物の足跡も見つけることができる。運が良ければ遭遇することもあるという。

■通年

 園内には森林浴や季節の草花を楽しめる散策路やビオトープ、バーベキュー広場などもある。上田理事長は「公園内では四季を通じてあらゆる自然体験ができ、多くの人たちに楽しんでもらいたい」とアピールする。

 3月には北陸新幹線金沢開業があり、関東方面からの来場者の増加にも期待がかかる。恐竜博物館との相乗効果で、園内のさまざまな施設の利用者増につなげていきたい考えだ。

 スノーランドは2月22日まで。利用時間は午前10時~午後4時。タイヤそりは土日祝日の午後1~2時限定で1回300円。主なレンタル料金は、そりが3時間300円、クロスカントリー用具一式が1時間500円、スノーシューが同300円。

(藤井雄次)

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