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【京都】牛若丸が修行した鞍馬寺 京都市

ジャンル・エリア : グルメ | | 歴史 | 近畿  2015年01月22日

杉の大木に囲まれた義経堂(中央後方)。牛若丸と呼ばれていたころは、このあたりで剣術の修行をしていたという

杉の大木に囲まれた義経堂(中央後方)。牛若丸と呼ばれていたころは、このあたりで剣術の修行をしていたという

洛北の自然楽しみ散策

 京都市の中心街から北へ約15キロ。鞍馬山(584メートル)は、年間を通じて多くの行楽客が訪れる。秋の紅葉シーズンともなれば、交通渋滞で到着するにも難儀するが、冬場はスムーズに行けるだけでなく、余計な汗をかくこともない。

 ふもとにある鞍馬寺の仁王門と、中腹の本殿金堂の標高差は約200メートル。本殿金堂から、牛若丸が剣術修行をしたとされる「僧正ガ谷不動堂」周辺までは500メートルほどの山道が続く。さらに数百メートル先の「奥の院魔王殿」から、600メートルほど坂道を下ると貴船神社。神社から貴船口までは渓流沿いの道が続き、美しい景観に癒やされながらの散策が楽しめる。鞍馬寺と貴船神社をセットで訪ねるなら、これがお勧めのコースとか。仁王門から本殿金堂への中間地点までは、有料(大人100円)の登山ケーブルがあり、年配者でも比較的容易に登れる。

 周辺は自然豊かで、さまざまな動植物が見られる。本殿金堂近くの鞍馬山博物館(霊宝殿)では、鑑真(がんじん)和上の高弟・鑑禎(がんちょう)上人が770(宝亀元)年に開基、本尊の毘沙門天がまつられたことなどを紹介。山中に生息する多数のトンボやチョウの標本も展示している。奥の院への参道入り口には、歌人与謝野晶子の書斎「冬柏(とうはく)亭」がある。もともとは東京にあったのだが、神奈川県の大磯を経て1976(昭和51)年に移築された。

冬場でも参拝者が絶えない鞍馬寺

冬場でも参拝者が絶えない鞍馬寺

 三千院や寂光院などがある大原へは、叡山電鉄・鞍馬駅から車で10分余り。寂光院近くの大原温泉では、足湯につかりながらコーヒー(720円)などが楽しめるカフェがあり、女性に人気だった。しかし、鞍馬から大原にかけてのゾーンは、公共交通の便が悪く、いろんな場所を訪ね歩くには健脚が必要だ。山口県から来た女子大生は「2万歩を超えた」と歩数計を見ながら驚いていた。

 大原で楽しみにしていたのは、民宿「旅荘(りょそう) 茶谷(ちゃたに)」名物のしゃも鍋。身が引き締まり、歯応えのある「近江しゃも」と地元産の新鮮野菜が売りだ。民宿なのに高級料亭のように目の前で煮てもらえ、ユズの皮をあしらった漬けものも、満足の味だった。 (富永賢治)

▼メモ 鞍馬寺へは、京都駅から地下鉄で国際会館駅まで行った後、京都バスに乗り換え約25分。京都駅からの直通バスもある。叡山電鉄は、出町柳駅から鞍馬駅まで約30分。鞍馬寺の入山料は高校生以上300円。(電)075(741)2003。「旅荘 茶谷」のしゃも鍋付き1泊2食料金は8100円。(電)075(744)2952

「旅荘 茶谷」のしゃも鍋=いずれも京都市左京区で

「旅荘 茶谷」のしゃも鍋=いずれも京都市左京区で

(中日新聞夕刊 2015年1月22日掲載)

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