ジャンル・エリア : 福井 | 鉄道 2015年02月06日

クレーン車でトレーラーから下ろされる超低床車両=越前市北府2で
福井鉄道(越前市)が福武線に導入する新型の超低床車両「FUKURAM(フクラム)」が5日、越前市北府(きたご)2の同社車両基地に搬入された。18日から営業運転する。
初めて導入された2013年3月に続き2編成目。3両固定編成で全長27メートル、幅2.7メートル、高さ3.4メートル。定員155人。3億1000万円で購入した。福井の海、空を表す青を基調に、車体下部に銀色のラインを描いてさわやかさを表現している。座席も柔らかい印象の青色。
新潟県のメーカーから交通量の少ない夜間を利用してトレーラー3台に載せて運んだ。未明に到着し、2台のクレーン車を使って荷台からつり上げ、仮線に下ろした。機器に不具合などないか確認した後、11日から14日まで試運転する。18日は午前10時27分、越前武生発田原町行きから運行する。
平日の朝夕の混雑時間帯を中心に越前武生-田原町間を1日平均4往復する予定。福井鉄道は今後、2年間でさらに2編成を導入する。
(飯田安彦)