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【岐阜】築100年の古民家再生 高山の古川さん、ゲストハウスに

ジャンル・エリア : まちおこし | 岐阜  2015年02月06日

古民家を改修したゲストハウス兼カフェを開く古川さん一家=高山市上切町で

古民家を改修したゲストハウス兼カフェを開く古川さん一家=高山市上切町で

 築100年以上とされる高山市上切町の古民家が、カフェを兼ねた宿泊施設のゲストハウスに生まれ変わる。2年前から空き家になっていた民家を買い取り、改修したのは市内に住む古川(こがわ)誠さん(63)一家。3月3日のオープンを前に「地元の人と、市外や海外から来た人との交流の場になれば」と意気込んでいる。

 一家は誠さんと妻の伸子さん(60)、長男の泰(たい)さん(28)の3人。誠さん夫婦は川崎市に住んでいたが、伸子さんが飛騨市神岡町の実家で介護をすることになり、高山市上切町に引っ越した。泰さんは北海道のホテルで働いていたが、昨年3月で退職。高山市大新町の古民家を借りて一人暮らしをしている。

 カメラマンとして働いた経験のある誠さんは15年ほど前、山梨県にあった古民家の改修を映像化したことがきっかけで古民家に憧れを抱くようになった。「家の梁(はり)や柱の質感を生かしつつ、新しい材木を組み合わせる工程に引かれた」と振り返る。

 古民家への愛着は泰さんにも受け継がれた。小学生だったころ、現在の高山市奥飛騨温泉郷に3年間住んでおり「高山は自然が豊かで、観光地でもある。この地で、ホテル業の経験を生かしてゲストハウスを開きたい」と考えるようになったという。上切町の古民家を見つけ、3人とも一目で気に入った。

 1階のカフェ部分は、梁や柱が見えるように吹き抜けにした。開放的な空間になり、宿泊者同士が交流しやすい。

 提供する食事は、玄米や地元の野菜を使って伸子さんが作る。飛騨地域の料理を知ってもらう料理教室を開く構想もある。

 3人で議論して決めた名前は、英語で大豆を意味する「SOY」。日本古来の多彩な調味料の原料になる食材にちなんで、伝統を引き継ぎ、さまざまな用途で使ってもらいたいとの意味を込めた。泰さんは「地元の人も気軽に通えるカフェにし、ゲストハウス利用者との交流の場になれば」と抱負を語る。

 (片山さゆみ)

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