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【愛知】見どころ山盛り奥三河 愛知県新城市、設楽町東栄町、豊根村

ジャンル・エリア : グルメ | 愛知 | 文化 | 歴史  2015年02月19日

復元された書院造りの田峯城=愛知県設楽町で

復元された書院造りの田峯城=愛知県設楽町で

奥深い自然や歴史、文化

 奥三河には豊かな自然と、それにまつわる奥深い歴史、文化がある。4月12日には、1000人近い体力自慢が茶臼山高原から湯谷温泉まで、63キロの山岳コースで健脚を競う「第1回奥三河パワートレイル」(愛知県など主催)が予定されるなど、注目の観光スポットだ。

 スタート地点に近い豊根村・茶臼山高原の萩太郎山の山頂付近には、雪解けのあと5月から6月ごろにかけて芝桜が一面に広がる。上黒川地区には、江戸時代中期に建てられた豪農の熊谷家住宅(国重要文化財)が残り、昔の暮らしをしのぶことができる。

 隣の設楽町は、織田・徳川連合軍との戦いで敗れた武田勝頼が、武田方だった田峯(だみね)城を頼って落ち延びてきた所。珍しい書院造りの山城が復元され、観光名所になっている。捕獲されるイノシシやシカも多く、地元の関谷醸造(1864年創業)は奥三河パワートレイルの開催に合わせ、売り上げの一部を開催支援に充てる特製の「ジビエ(野生肉)特産品セット」を100個限定で用意した。

関谷醸造が限定販売している特製の「ジビエ特産品セット」

関谷醸造が限定販売している特製の「ジビエ特産品セット」

 新城市産の酒造米「夢吟香(ゆめぎんが)」で仕込んだ限定の日本酒をはじめ、鍋用のイノシシ肉(600グラム)、野生肉のハム、ソーセージ、ジャーキー、それに山家こんにゃくなどが入っており、左党にはお薦めの商品だ。価格は、送料込みで1万2960円。先着順。電話で申し込む。

 東栄町の見どころは、大千瀬川の「蔦(つた)の渕(ふち)」。幅70メートル、落差10メートルほどの滝で、“奥三河のナイアガラ”ともいわれている。近くへ行ったら、ぜひ立ち寄りたい。

 奥三河パワートレイル参加者が疲れを癒やす湯谷温泉(新城市)は、鳳来寺の開祖・利修仙人の発見と伝わる。ナトリウム・カルシウム塩化物泉で、なめるとしょっぱいのだが、傷があっても痛みを感じない不思議な温泉だ。慢性皮膚病や術後のリハビリにも効能が高いという。

 川床や河川敷の奇岩で知られる清流・板敷(いたじき)川沿いに8軒の温泉宿があり、四季折々の景色や野鳥を見ながら入浴できる。中ほどにある旅館「泉山閣」は、30年余り前から「トビの餌づけ」をしており、毎日午前8時40分ごろ見物できる。支配人の片桐康博さん(63)が川に面したベランダから鶏肉を投げると、周辺の木々で待ちかねた100羽近いトビが次々と飛来。宿泊客たちは、迫力満点の餌づけを楽しんでいた。 (富永賢治)

湯谷温泉の旅館「泉山閤」では毎朝、トビの餌づけをしている=愛知県新城市で

湯谷温泉の旅館「泉山閤」では毎朝、トビの餌づけをしている=愛知県新城市で

 ▼メモ 奥三河の行楽は車が便利。新城市へは、東名・豊川ICから車で20分、豊根村へは、さらに1時間半。特製の「ジビエ特産品セット」を販売している関谷醸造は(電)0536(62)0505。湯谷温泉には日帰りのプール付き温泉施設「鳳来ゆ~ゆ~ありいな」もある。火曜定休。浴場の入場料は大人610円。(電)0536(32)2212

(中日新聞夕刊 2015年2月19日掲載)

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