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【大阪】だんじり祭のまち・岸和田 大阪府

ジャンル・エリア : まちおこし | まつり | グルメ | 文化 | 歴史 | 近畿  2015年03月05日

岸和田城の天守閣から見た国名勝「八陣の庭」。後方は大阪湾

岸和田城の天守閣から見た国名勝「八陣の庭」。後方は大阪湾

300年の歴史鳴り物で体感

 威勢のいい「だんじり祭」で知られる岸和田市は、大阪湾に面していて、新鮮な魚介も豊富。味見してみたいと思える飲食店もたくさんあった。

 南海電鉄・岸和田駅で降りると、すぐ目の前が駅前通商店街。200メートルほどのアーケードが続くが、所々に空き店舗も。ファッションデザイナー・コシノ(小篠)三姉妹の生家跡「元コシノ呉服店」もここにある。その向かいで和装履物店を経営する忠岡正治さん(73)は「9月には、この通りをだんじりが通るんです。ものすごい人出で、当日は市内ではなかなか泊まれません。でも祭りが終われば、静かなものです」と教えてくれた。大正時代創業の店は、客足が遠のき、そのうちに閉めるそうだ。

 ここから南へ、少し歩くと1954(昭和29)年に本丸が再建された岸和田城。城内には、ちょっと変わった庭園「八陣(はちじん)の庭」がある。昭和期における、わが国を代表する庭園研究家、重森三玲(みれい)が設計し53年に完成した。本丸西側の長径30メートルほどのスペースに、8つの石組みが円形に配置されている。中国の三国志に登場する名軍師・諸葛孔明の「八陣法」をイメージしたもので、地上からは、どの角度からでも鑑賞できる。学術上の価値などが評価され2014年、国名勝に指定された。

岸和田だんじり会館では、祭りの全容を紹介している

岸和田だんじり会館では、祭りの全容を紹介している

 近くには「岸和田だんじり会館」があり、約300年の歴史を誇る祭りの全容を紹介している。本物のだんじりや、精巧な造りの彫刻などを展示。4階の体験コーナーでは、だんじりの屋根の上で跳びはねる「大工方(だいくがた)」や囃子(はやし)の鳴り物体験ができる。この日は週末だったこともあり、地元の小学生が、将来に備えて練習していた。

 駅周辺には、お好み焼きなど、いろんな飲食店が点在している。昼食は岸和田漁港の市場横にあるアナゴ料理「漁師家 幸(さち)」へ。注文した「蒸穴子丼セット」(1530円)は、ふわふわのアナゴを載せた丼に、イカやマグロの刺し身、タコの酢の物、だし巻き、みそ汁が付いている。万人向けのあっさり味で、人気メニューだった。 (富永賢治)

 ▼メモ 岸和田市へは、大阪市の難波駅からJRや南海電鉄特急で約30分。車は、名阪国道・天理ICから約1時間。岸和田城は月曜(祝日を除く)と年末年始が休館。入場は午前10時から午後4時まで。入場料は大人300円、中学生以下無料。(電)072(431)3251。岸和田だんじり会館の休館と開館時間は城と同じ。入館料は大人600円、小中学生300円。(電)072(436)0914。「漁師家 幸」は火曜(祝日を除く)定休。(電)072(430)0758

「漁師家 幸」の蒸穴子丼セット=いずれも大阪府岸和田市で

「漁師家 幸」の蒸穴子丼セット=いずれも大阪府岸和田市で

(中日新聞夕刊 2015年3月5日掲載)

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