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【長野】夢二の多彩な才能紹介 高遠美術館、女性画や写真作品

ジャンル・エリア : 甲信越 | 芸術  2015年04月07日

独特の表情の女性画などが並ぶ「竹久夢二展」=伊那市の信州高遠美術館で

独特の表情の女性画などが並ぶ「竹久夢二展」=伊那市の信州高遠美術館で

 大正ロマンを代表する画家で詩人の竹久夢二(1884~1934年)の作品を集めた「竹久夢二展」(伊那市など主催、中日新聞社後援)が、伊那市の信州高遠美術館で開かれている。版画や肉筆画など200点を展示している。5月24日まで。

 雑誌「婦人グラフ」の表紙を飾った版画、軸装の肉筆画には、細面に潤んだ瞳、繊細さを漂わせる立ち姿の女性画が目立つ。一方、童謡集の挿絵やすごろくの図案は鮮やかな色彩や構成が現代的。画角や構図を工夫した家族や風景の写真作品もあり、才能の幅広さがうかがえる。

 1923(大正12)年の関東大震災後に都新聞(現東京新聞)に連載した「東京災難画信」(21回)の絵と文もパネル展示。東京・銀座の被災状況を取り上げた回では、破れた鍋を持つ女性、高齢の女性を乗せた荷車を引く子どもらが道路を歩いていく様子を文章でリアルに描写している。

 展示は、日光竹久夢二美術館(栃木県)、港屋(東京都)の協力を得た。

 開幕式では、地元の男声合唱団が夢二作詞の「宵待草」を披露。夢二の孫竹久みなみさん(81)=東京都在住=は「祖父は忙しい時、何作も同時に手掛けていたと聞く」などと話していた。5月2日には、みなみさんのお話し会がある。

 入館料は一般800円、小中学生250円。(問)信州高遠美術館=0265(94)3666

 (近藤隆尚)

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