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【福井】「イトヨ」が繁殖期 大野の本願清水

ジャンル・エリア : 動物 | 福井  2015年04月14日

青と赤に色づいた姿で、砂の中の巣に空気を送るイトヨの雄=大野市糸魚町の本願清水イトヨの里で

青と赤に色づいた姿で、砂の中の巣に空気を送るイトヨの雄=大野市糸魚町の本願清水イトヨの里で

 県の絶滅危惧種に指定されている小魚の淡水型「イトヨ」が大野市糸魚(いとよ)町の本願清水(しょうず)で春の繁殖期を迎えている。水中の観察窓を備えた施設「本願清水イトヨの里」では、砂の中の卵を1匹で守る“パパ”の奮闘を見られる。

 この時期の雄は大忙し。口で砂を掘って巣を作り、青と赤に色づいた姿で雌を誘い、ハートを射止めれば産卵のため、一緒に巣に向かう。「究極のイクメン」と呼ばれるのはここから。卵のある巣に他のイトヨが近づくと激しく威嚇し、5~10分間隔で砂に口を突っ込み空気を送る。わが子が次々とふ化する3週間程、不眠不休が続く。雌は子育てにノータッチだ。

 雄は稚魚の誕生を見届けると力尽きる。長谷川幸治副館長は「イトヨの一度の産卵数は20個ほどと少ない。子孫を確実に残すため、珍しい巣を作り、子育てまでするようになった」と説明する。

 今年は本願清水の湧き水が豊富で透明度も高く、観察に最適という。繁殖期は6月ごろまで。開館時間は午前9時~午後5時。原則、毎週月曜日と祝日の翌日は休み。入館料は高校生以上200円、小中学生50円。 (尾嶋隆宏)

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