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【滋賀】城下の商店街巡り 滋賀県彦根市

ジャンル・エリア : 文化 | 歴史 | 近畿  2015年04月30日

夢京橋キャッスルロードは、城下町の風情を感じさせる町並み。後方は彦根城

夢京橋キャッスルロードは、城下町の風情を感じさせる町並み。後方は彦根城

風情満点、和洋の建築物

 ゆるキャラ「ひこにゃん」で知られる滋賀県彦根市。年間70万人前後の入場者がある国宝・彦根城の集客力を生かし、城周辺の商店街では、活性化の取り組みを進めている。城下町の風情を感じさせる町並みを楽しみ、いろんな店を訪ねながらの、そぞろ歩きがお勧めだ。

 彦根城の南側に位置する京橋から南へ300メートル余り続くのが1998年に誕生した商店街「夢京橋キャッスルロード」(約32店)。白壁、格子戸などを取り入れた日本建築が続き、植樹と相まってなかなかの景観を創出している。通り沿いには、飲食店や土産物店が並ぶ。霜降りの近江牛「とろ握り」は2個で500円。店先での立ち食いもできる。路地を少し東に入ると、大正ロマンの雰囲気を醸し出す西洋建築の「四番町スクエア」。いろんな店舗が入る複合商業施設で、リラックス効果のあるハイパーソニックサウンドが流れている。

 さらに東南へ。昔ながらの銀座商店街(41店)を抜けると今度は数百メートル区間に約20の店が点在する「花しょうぶ通り商店街」に着く。ちなみにハナショウブは彦根市の花。京橋からだと徒歩約10分だ。

花しょうぶ通り商店街のイメージキャラクター「しまさこにゃん」。ほかのキャラクターと交代で日曜日に登場する=いずれも滋賀県彦根市で

花しょうぶ通り商店街のイメージキャラクター「しまさこにゃん」。ほかのキャラクターと交代で日曜日に登場する=いずれも滋賀県彦根市で

 近くには、関ケ原の戦い以前、石田三成の居城だった佐和山城があったことから「戦国時代」をテーマに商店街の活性化に取り組んでいる。2007年には三成の家臣・島左近をモチーフにしたイメージキャラクターでゆるキャラの「しまさこにゃん」を誕生させた。ほかにも「いしだみつにゃん」などのゆるキャラがいて、交代で日曜日に登場している。

 通りには、白壁の土蔵をいくつも備えた1717(享保2)年創業の商家「布屋市兵衛」(現在は酒店)、西洋建築の理髪店、店先に商品を並べる昔懐かしい形式の鮮魚店などが並ぶ。この鮮魚店は、食堂も併設していて、刺し身や焼き魚、煮魚がお手頃価格で食べられる。

 いろんな武将グッズを扱う「ひこね街の駅 戦国丸」は、商店街の有志らで組織する民間団体・有限責任事業組合(LLP)ひこね街の駅が運営している。店舗は、昭和初期まで営業していた銭湯を改装した。脱衣場だった場所で商品を展示、販売。湯船は倉庫として使っている。

 歴史の重みを感じさせる彦根城と、それを生かそうとする取り組み。応援したくなった。 (神納美桜子)

 ▼メモ 彦根城へは、JR彦根駅から徒歩約10分。車は名神高速・彦根ICから10分。拝観時間は午前8時半~午後5時、年中無休。彦根城・玄宮園入場券が大人600円、小中学生200円。ゆるキャラひこにゃんに会えるのは1日3回、場所や時間は掲示板で確認。彦根城管理事務所(電)0749(22)2742、彦根市観光案内所(電)0749(22)2954

(中日新聞夕刊 2015年4月30日掲載)

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