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【岐阜】匠の技、闇に輝く 鵜飼い開幕

ジャンル・エリア : まちおこし | 岐阜 | | 文化  2015年05月12日

新造船「道三丸」の除幕をする細江茂光市長(右)ら=岐阜市湊町の鵜会観覧船乗り場で

新造船「道三丸」の除幕をする細江茂光市長(右)ら=岐阜市湊町の鵜会観覧船乗り場で

 今季の長良川鵜飼が開幕した11日、岐阜市湊町の鵜飼観覧船乗り場では、新造観覧船の命名式と鵜飼いの安全祈願祭があった。

 新造船は30人乗りの「道三丸」。県内産のコウヤマキを使い、市観覧船造船所で半年がかりで建造された。細江茂光市長らが酒と塩で清めた後、船に取り付けられたネームプレートの除幕をして、完成を祝った。命名した細江市長は「織田信長と並ぶ岐阜ゆかりの英雄、(戦国武将の)斎藤道三から名前をもらった」と説明した。

 式に先立つ安全祈願祭には細江市長や鵜匠、市内の観光関係者ら約40人が出席。山下純司鵜匠代表(76)は「見に来てくれた人が満足できる鵜飼いを見せる」と意気込んだ。

 (宇佐美尚)

静かな暗闇の中、巧みな手縄さばきを見せる鵜匠=関市小瀬の長良川で

静かな暗闇の中、巧みな手縄さばきを見せる鵜匠=関市小瀬の長良川で

◆関・小瀬でも開幕

 関市の長良川で11日、小瀬鵜飼が開幕した。乗船客86人は、静かな暗闇の中で鵜匠が巧みな手縄さばきを見せる素朴な情緒を楽しんだ。10月15日まで。

 シーズンの無事と繁栄を祈る神事に続き、式典では3人の鵜匠を代表して岩佐昌秋さんが「ことしはアユの遡上(そじょう)が例年になく早く、大きさも良いというので楽しみ」とあいさつした。

 小瀬鵜飼は観覧船と鵜舟の距離が近いため、かがり火の熱や鵜の水しぶきまで感じられる身近さが魅力。乗船客は、勢い良く川面に潜る鵜や真剣な表情で手縄を操る鵜匠の様子に見入っていた。

 昨シーズンは夏の台風も影響し、乗船客は7484人と減少。観覧船を運航する関遊船の山田武司社長は「昨年は外国人乗船客が増えた手応えもあり、ことしは良い意味で転換期。状況に応じ新たな対応を考えていきたい」と話した。

 (織田龍穂)

竹ざおで船を操る三ツ星ジョージさん=岐阜市の長良川で

竹ざおで船を操る三ツ星ジョージさん=岐阜市の長良川で

◆話術で巧みに芸人7人が船頭デビュー

 長良川鵜飼が開幕した11日、芸能プロダクション「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」所属のお笑い芸人7人が、岐阜市の鵜飼観覧船の船頭としてデビューした。

 話術を生かして客を楽しませてもらおうと、市がよしもと側に協力を依頼。芸人たちは4月から研修を受けて操船技術を学んだ。

 このうち、岐阜市芋島出身の三ツ星ジョージさん(36)は、先輩船頭と一緒に、長い竹ざおを使って船を操った。「鵜匠さんは12羽の鵜を使っております」と説明しつつ、「ほかの詳しいことは、ベテラン船頭に聞いてください」ととぼけ、笑いを誘った。

 “初舞台”を終えた三ツ星さんは「トークで楽しませるのが僕たち。素晴らしい鵜飼いを、さらに楽しいものにしたい」と話した。今後、芸人たちは月、金曜日を中心に交代で船頭を務める。

 (宇佐美尚)

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