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【静岡】徳川家ゆかりの時計を展示

ジャンル・エリア : 工芸品 | 歴史 | 静岡  2015年05月21日

県内で初めて展示される万年自鳴鐘のレプリカ(右)と英国から慶喜公に贈られたとされる西洋時計=静岡市駿河区の久能山東照宮で

県内で初めて展示される万年自鳴鐘のレプリカ(右)と英国から慶喜公に贈られたとされる西洋時計=静岡市駿河区の久能山東照宮で

◆あすから久能山東照宮で

 徳川家康公顕彰400年を記念し、徳川家ゆかりの時計を展示する特別展が22日、静岡市駿河区の久能山東照宮博物館で始まる。6月28日まで。1611年にスペイン国王から家康に贈られた国内最古の西洋時計のほか、15代慶喜に英国から贈られたとされる西洋時計と、日本の機械時計の最高傑作とされる「万年自鳴鐘(万年時計)」のレプリカの計3点が展示される。

 スペインからの時計は国重要文化財で、日本の時計技術が発展したきっかけともいわれる。英国からの時計はビクトリア女王から慶喜に贈られたとされ、慶喜のひ孫で靖国神社宮司の徳川康久さんが所有している。

 万年時計は、幕末の技術者で東芝の創業者田中久重氏(1799~1881年)が1851年に作った。和時計など異なる6面の文字盤と、太陽と月の動きを表す天球儀が連動して動く複雑な仕組みで、ぜんまいを1回巻くと1年間自動で動く。レプリカ(高さ60センチ、台幅64センチ、重さ38キロ)は2005年愛知万博で初公開された。県内では初めての動態展示となる。

 久能山東照宮の落合偉洲(ひでくに)宮司は「西洋の機械式時計に触発され、日本の技術が高まった歴史を感じてほしい」と話している。

 博物館は大人400円、小中学生150円。6月10日には、静岡市駿河区のグランシップで、シンポジウム「西洋時計をめぐる家康の駿府外交」もある。問い合わせは、久能山東照宮社務所=電054(237)2438=へ。

(松野穂波)

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