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【長野】カヌーやキャンプ 長野県王滝村

ジャンル・エリア : グルメ | | 甲信越  2015年05月21日

自然湖でのカヌーツーリングは素晴らしい景色も楽しめる

自然湖でのカヌーツーリングは素晴らしい景色も楽しめる

湖上ゆらり 感動と快感

 御嶽山(3,067メートル)の周囲に広がる長野県王滝村。昨年9月の噴火から8カ月近くが経過し、住民の暮らしは、ようやく平静を取り戻した。スキーシーズンは4月下旬で終わったが、これから秋にかけては、素晴らしい自然を生かしたカヌーツーリングやキャンプ、天体観察などが楽しめる。

 カヌーツーリングは村役場から、10キロほど上流の王滝川が舞台。1984(昭和59)年の地震で土石流が川に流れ込み、清流をせき止める形で「自然湖」ができた。長さ800メートル、最大幅は200メートルほど。湖面からは枯れた木が何本も顔を出し、霧に包まれると幻想的な光景になる。写真の撮影ポイントとしても知られ、この日も愛好者がレンズを向けていた。

 カヌーツーリングを主宰する「おんたけアドベンチャー」経営の二宮隆博さん(41)によると「自然湖は山に囲まれているので波静か。初心者や幼児(4歳以上)でもできます」とのこと。周辺の自然をめでながら、湖上をゆっくりカヌーで進むと、何とも言えない感動と快感が味わえる。

おんたけ銀河村キャンプ場からは御嶽山(後方)が望める

おんたけ銀河村キャンプ場からは御嶽山(後方)が望める

 村役場から御嶽山への登山道には、所々に信者が立てた霊神碑があり、信仰の山であることが分かる。シラカバ林の中にテントサイトがある「おんたけ銀河村キャンプ場」は、火口から6キロほど離れていて、間には谷もあるので安全なゾーン。管理事務所横の広場からは、御嶽山の山頂部を含めた雄大な景色が楽しめる。

 キャンプ場は、空気が澄んでいて、好天の日には、年間を通じて“天の川”が観察できるのだという。7月下旬からの夏休み中は、天体望遠鏡を据え付けるほか、インストラクターが常駐し、いろんな質問に答えてくれる。

 うまいものもある。村役場近くの王滝食堂が40年ほど前から提供しているみそ仕立ての「いのぶた鍋」は肉、野菜、山菜がたっぷり入って1人前1300円。2人前から注文できる。御嶽山史料館に併設されている郷土食コーナーでは、ドングリを材料にしたコーヒーとお菓子のセット(600円から)などを用意している。どんぐりコーヒーは、地元で生まれ育った瀬戸美恵子さん(67)が、1週間がかりで手作りしている。見た目はコーヒーそのもの。苦みもある複雑な味だが、話のタネになる飲み物だ。いずれも数に限りがあり、予約がお勧め。 (富永賢治)

どんぐりコーヒーとお菓子のセット=いずれも長野県王滝村で

どんぐりコーヒーとお菓子のセット=いずれも長野県王滝村で

 ▼メモ 王滝村へは、JR木曽福島駅からバスで約40分。車は中央道・中津川ICから国道19号経由で約1時間半。カヌーツーリングは11月中旬まで。2時間半で中学生以上6000円、小学生4000円。不定休。予約は、おんたけアドベンチャー(電)0264(48)1208。おんたけ銀河村キャンプ場は10月中旬まで。5人用テントは1泊1張り3000円。小学生以上は入場料300円が必要。(電)0264(48)2332。御嶽山史料館(電)0264(48)2648。問い合わせは王滝観光総合事務所(電)0264(48)2257

(中日新聞夕刊 2015年5月21日掲載)

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