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【三重】古道を彩る季節の花々 紀北・始神峠で見頃

ジャンル・エリア : 三重 | |   2015年05月28日

大きな花を咲かせたハンカイソウ=紀北町紀伊長島区三浦で

大きな花を咲かせたハンカイソウ=紀北町紀伊長島区三浦で

 紀北町紀伊長島区三浦の熊野古道始神峠の登り口で、山吹色の大きな花を咲かせるハンカイソウやかれんな白い花のウノハナ(ウツギ)など、さまざまな草花が見頃を迎え、古道を彩っている。地元のガイドは「これだけ多くの花が見られるのは始神峠ならでは。ぜひ楽しんでほしい」と呼び掛けている。

 キク科のハンカイソウは高さ1~1.5メートルで、直径10センチほどの花を咲かせる。見た目が派手なことから、古代中国・前漢の初代皇帝の劉邦に仕えた武将の名前にちなんで名付けられたとされる。登り口では、ところどころに群生していて、6月中旬まで見頃が続く。

 ウノハナは、小ぶりの花を地面に向けて咲かせるのが特徴。唱歌「夏は来ぬ」に歌われていることでも知られる。始神峠を守る会の西村専司代表(80)によると、かつては地元の漁師が漁網を補修するときに、ウノハナの茎を編み棒として使っていた。

 高さ10メートルほどの高木アブラギリも見頃で、散策路には花びらを付けたままがくごと落ちた花や、黒っぽい実が散らばっている。電気が普及する前は実を搾って油を取り、あんどんの明かりに使っていたという。

 峠を挟んだ反対側にある同区馬瀬の登り口では、透き通るような白い花が特徴のギンリョウソウ(ユウレイタケ)も見られ、峠道の途中では黄色い花を咲かせるナツトウダイが間もなく開花のピークを迎える。

 山の植物に詳しい熊野古道語り部友の会のガイド山田寛子さん(66)は「始神峠では一年を通して次々といろんな花が見頃になる。何度も歩きにきてもらいたい」と話している。

 (浅井貴司)

花の白色が美しいウノハナ(ウツギ)=紀北町紀伊長島区三浦で

花の白色が美しいウノハナ(ウツギ)=紀北町紀伊長島区三浦で

散策路に落ちたアブラギリの花と実=紀北町紀伊長島区3浦で

散策路に落ちたアブラギリの花と実=紀北町紀伊長島区3浦で

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