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【石川】UFOの町・羽咋市 石川県

ジャンル・エリア : まちおこし | オブジェ | グルメ | サブカルチャー | 石川  2015年06月04日

UFOの町をけん引するコスモアイル羽咋(後方)とサンダーくん

UFOの町をけん引するコスモアイル羽咋(後方)とサンダーくん

宇宙へのロマン満ちる

 UFO(未確認飛行物体)の“伝説”をてこに、町おこしをした石川県羽咋(はくい)市。JR羽咋駅に降り立つと、UFOをイメージしたオブジェや建物のシャッターの絵が目を引く。道をつけた「宇宙とUFO国際シンポジウム」開催から25年がたつが、いまでも「UFOの町」は健在だ。

 駅から約1キロ。のどかな町中に、UFOを模したドーム形の施設が現れる。白いロケットがそびえ立ち、謎の宇宙人「サンダーくん」が「UFO」のポーズをとる。施設は宇宙科学博物館「コスモアイル羽咋」。53億円をかけ、1996年にオープンした。プラネタリウムやホールなどを備えた複合施設だ。

 宇宙科学展示室には、旧ソ連のボストーク宇宙船やルナ24号月面着陸船の予備機など、米ソが宇宙開発を競った時代の機材約20機が並ぶ。米航空宇宙局(NASA)からは月面探査機を100年契約で借りた。「七面鳥の薫製」といった宇宙食にも興味が募る。

 万沢正敬(かずさわまさとし)副館長(41)は「本物にこだわった施設。大人たちは子どものころにテレビで見たアポロに感動し、子どもたちは宇宙飛行士たちのフロンティア精神に感じ入る」と熱い。

 この本格的な施設に、UFO関連の展示物がまじめに並ぶ。テレビ番組用に作られた宇宙人の模型、UFO目撃の写真パネルが三十数枚。目撃リポートや関連公文書などの資料も閲覧できる。

宇宙から帰還した宇宙カプセルの実物や予備機などが並ぶコスモアイル羽咋の展示室

宇宙から帰還した宇宙カプセルの実物や予備機などが並ぶコスモアイル羽咋の展示室

 「UFOの町」のよりどころにしたのが、「そうはちぼん」伝説だ。古文書に、シンバルのようなその仏具が羽咋の山で、怪しい火を発しながら飛んでいたとされる。

 市内にはUFOや宇宙人をイメージしたパン、菓子、ラーメン、ギョーザ、パフェなどを出す店が20ほどある。お好み焼きの「UFO玉」は、「RuRu(ルル)」を経営する千田高己さん(43)、麻紀さん(44)夫妻が考案した。ハンバーグに目玉焼き…。マヨネーズの仕上げでアダムスキー型円盤が完成すると、「あ、そういうことね」と鉄板上に見入っていたお客さんが、納得顔でつぶやいた。

 サンダーくんは、不時着した宇宙船の修理代を稼ぐためにバイトをしているという設定の宇宙人だ。週末の午後、館内によく出没するらしい。 (小畑一成)

 ▼メモ コスモアイル羽咋(石川県羽咋市鶴多町)=(電)0767(22)9888=へは、JR羽咋駅から徒歩10分、のと里山海道・千里浜ICから車で10分。宇宙科学展示室入場は高校生以上400円、小中学生200円。火曜休館。お好み焼きRuRu(同市西釜屋町)=(電)0767(22)1007=は、羽咋駅から徒歩20分。のと里山海道からは柳田ICが近い。木曜休み。市内観光の問い合わせは羽咋市商工観光課(電)0767(22)1111

UFOグルメの一つ、お好み焼きの「UFO玉」=いずれも石川県羽咋市で

UFOグルメの一つ、お好み焼きの「UFO玉」=いずれも石川県羽咋市で

(中日新聞夕刊 2015年6月4日掲載)

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