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【岐阜】国内有数規模谷汲ゆり園 岐阜県揖斐川町

ジャンル・エリア : 岐阜 |   2015年06月18日

園内では、色とりどりのユリが楽しめる

園内では、色とりどりのユリが楽しめる

新緑の中優美な彩り

 色とりどり30万球のユリが咲き広がり、国内では有数の規模を誇る谷汲(たにぐみ)ゆり園の「ゆりまつり」が、ことしも岐阜県揖斐川町谷汲大洞(おおぼら)地区の山あいで6月初旬から始まった。今シーズンは、オランダから新たに51種類、計約6万球の球根を輸入して補植。まつりの終わる7月19日にかけて順次、美しい花を咲かせる。

 谷汲ゆり園は、大洞区有林の中にあり広さは約3ヘクタール。地域おこしに役立てようと1994(平成6)年、住民有志が試験的にユリの球根を植え、96年から営業を始めた。平たんな場所だけでなく、斜面にも植えてあり、新緑とも相まって、なかなかの見応えだ。

 開花は、植える時期や球根を冷蔵するなどして調整している。現在はオレンジ色のタイニーインベーダーや黄色系のタイニーセンセーションなど数種類が見頃を迎え、来園者は涼しげな木立の中を散策しながら、優美な花を楽しんでいた。同園代表の山岸保明さん(81)は「6月下旬には、色鮮やかなスカシユリ系と、淡い色合いで芳香を放つオリエンタル系のユリが見頃を迎えます」と話す。

 園内には、屋根付きのゆったりした休憩席があり、天候に関係なく観賞できる。休憩席では軽食もOK。地元の婦人たちが調理する、うどん、そばは各450円、みたらし団子は1本60円とお手頃で、家族連れでの行楽にも向いている。ユリの株も格安で販売している。

西国33カ所巡礼の満願札所、谷汲山「華厳寺」の本堂=いずれも岐阜県揖斐川町谷汲地区で

西国33カ所巡礼の満願札所、谷汲山「華厳寺」の本堂=いずれも岐阜県揖斐川町谷汲地区で

 近くには西国33カ所巡礼の満願霊場として知られる天台宗の谷汲山「華厳寺」がある。最初の山門から本堂までは約1.5キロあり、山門手前の参道脇には土産店や飲食店が並ぶ。

 谷汲振興事務所向かいの料理店「水月亭」では、ゆりまつりの期間中、「ゆり会席」を1700円で提供している。ユリの根、つぼみ、花などを使い、低カロリーにもこだわっている。考案した料理長の今村光伸さん(43)は「ユリは健脳菜とも安心菜ともいわれ、脳を癒やし、精神を安定させる効果があるようです」。人気メニューなので予約がお勧め。

 谷汲地区には、根尾川谷汲温泉や「満願の湯」、それに旧名鉄谷汲駅舎を改修した「昆虫館」などの行楽施設がある。甘党向けには、だるま堂製菓(岐阜県本巣市)直営の「達磨茶屋」などが華厳寺の近くにあり、隣の工場で生産したあられを試食しながら購入できる。 (富永賢治)

 ▼メモ 谷汲ゆり園へは、JR大垣駅で樽見鉄道に乗り換え谷汲口まで約40分、さらに一乗車大人100円のバスで8分。養老鉄道でも行ける。車は名神高速の大垣もしくは関ケ原ICから約45分。開園時間は午前8時半から午後6時。入園料は500円、小学生以下無料。会期中無休。(電)0585(56)3988。水月亭は午前11時から午後2時半までと午後4~7時。不定休(電)0585(55)2105。問い合わせは揖斐川町観光プラザ(電)0585(55)2020

(中日新聞夕刊 2015年6月18日掲載)

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