【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【山梨】富士川クラフトパーク 山梨県身延町

【山梨】富士川クラフトパーク 山梨県身延町

ジャンル・エリア : | 工芸品 | 文化 | 甲信越  2015年06月25日

本栖湖畔からは雄大な富士山が望める

本栖湖畔からは雄大な富士山が望める

自然満喫、紙すき体験も

 緑あふれる風景に富士山が加わると、なんだか得した気分になれる。山梨県身延町と富士河口湖町にまたがる本栖湖。湖畔から見えた富士山にため息が出た。やはり別格の存在。思い切り深呼吸した。

 連なる山々に抱かれた身延町の富士川クラフトパークには、すがすがしい気持ち良さがある。53ヘクタールの大規模な敷地内には、さまざまな施設が点在する。全国でも珍しい切り絵専門の「富士川・切り絵の森美術館」も一見の価値ありだ。

 ほかに芝生広場やカヌー場、ドッグラン、キャンプ場などもあり、休日には家族連れでにぎわう。心も体も心地良い。勢いよく走り出した子どもたちにつられて、つい一緒に駆け出しそうになった。

 いろんなクラフト体験が楽しめるのが園内の道の駅「みのぶ 富士川観光センター」。武田信玄の命で製作が始まったとされる「西嶋和紙」のはがき作りにも挑戦できる。教えてくれるのは「西島和紙工房 てすき屋」の笠井雅樹さん(56)と英さん(49)夫妻。

富士川クラフトパークでは西嶋和紙の紙すき体験もできる=いずれも山梨県身延町で

富士川クラフトパークでは西嶋和紙の紙すき体験もできる=いずれも山梨県身延町で

 西嶋和紙は、にじみに特徴があり、しっとりとしていて書きやすい。書道での利用が多いのだという。雅樹さんは「受け継がれてきた技術を大切に積み重ねながら、時代に合った新しいものも提案していきたい」と話した。

 雅樹さんの手ほどきを受けながら和紙をすいた後、各自が思い思いに染料をのせたり、色和紙で飾ったりしてはがき5枚を仕上げる。30分ほどで完成した。旅の感動をスケッチとともにしたため、誰かに送ってみてはどうだろう。西嶋和紙をもっと知りたいのなら「なかとみ和紙の里」へ。タペストリーやうちわを作るなどの体験コースも充実している。

 せっかく、この地へ来たのなら、パワースポットとしての人気が高い身延山にも足を延ばしたい。片道2~3時間(5~8キロ)を要するハイキングコースも人気だが、ロープウエーもあり、それぞれの楽しみ方ができる。

 北側展望台からは南アルプスや八ケ岳連峰を、東側展望台から富士山を望むことができる。ニホンカモシカやコノハズク、サルなどの野生動物も生息していて、運が良ければロープウエーからも見ることができる。日蓮宗総本山の身延山久遠寺(くおんじ)にも立ち寄った。境内に入ると、静寂さと独特の空気で身が引き締まった。 (四方さつき)

 ▼メモ 富士川クラフトパーク=(電)0556(62)5545=へは、新東名・新清水ICから車で1時間。JR下部温泉駅からはタクシーで約15分。公園は、年間を通じて出入り自由。なかとみ和紙の里での紙すき体験は午前9時からで、受け付けは午後4時まで。火曜休館。同里=(電)0556(20)4556。身延山ロープウェイは往復大人1350円。4歳から小学生までは680円。(電)0556(62)1081

(中日新聞夕刊 2015年6月25日掲載)

旅コラム
国内
海外