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【静岡】舘山寺 ホタル観賞ツアーが連日盛況

ジャンル・エリア : ホタル | 静岡  2015年07月02日

ホタルの生態を説明するガイドの香川さん(左)=浜松市西区のはままつフラワーパークで

ホタルの生態を説明するガイドの香川さん(左)=浜松市西区のはままつフラワーパークで

◆フラワーパーク 地元有志の努力実る

 はままつフラワーパーク(浜松市西区舘山寺町)で、地元ガイドが案内するホタルの観賞ツアーが好評だ。参加者は夜間にもかかわらず1日平均66人、週末には100人を超える。9割が宿泊客で、舘山寺温泉の誘客に一役買っている。

 「予約客が集まりしだいツアーを始めます。足元に気を付けて進んでください」。午後8時前、フラワーパーク浜名湖ゲートでガイドの香川博さん(73)が呼び掛けた。駐車場に止まるホテルや旅館の送迎バスには、浴衣姿のカップルや家族連れも交じり、温泉地ならではの光景が見られた。

 参加者は入り口で、ホタルの生態を聞いた後、水路沿いを300メートル進むとホタルの池に到着。草木の間からホタルが光を放つと、暗闇のあちこちから「飛んだ」「きれいね」と、弾んだ声が響いた。

 都内から訪れた60代の女性は「手軽にホタルが見られて感激」と喜んだ。歩道が整備された公園内は、安心も売りとあって、福祉施設の車いす利用者も参加していた。香川さんは「ホタルの生態など覚えることはいっぱいあるが、お客さんが喜ぶ顔を見ると頑張りがいがある」と話した。

 観賞ツアーは、舘山寺温泉観光協会の有志によるNPO法人浜名湖観光地域づくり協議会が3年前に始めた。「既存の観光資源を有効に使って舘山寺の魅力を広めたかった」と話すのは発起人の斉藤隆夫さん(63)。

 フラワーパークが夜間営業で実施する「蛍の夕べ」(今年は5月30日~6月14日)終了後も、7月中旬まで予約制で続けている。前半はゲンジボタル、6月中旬からはヘイケボタルが見られる。

 観賞ツアーの参加者は、初年度こそ500人余だったが、ホテルや旅行業者がパンフレットなどで紹介するようになった2年目には2000人を超えた。ガイドは今期2人増えて5人に。英語と中国語のチラシも作り、外国人客取り込みにも力を入れている。

 ホテルや旅館は、新たな誘客策と歓迎。舘山寺サゴーロイヤルホテル総支配人の伊藤修さん(59)は「いろんな体験を提供できる観光地が好まれる時代。積極的にアピールしていきたい」。舘山寺温泉観光協会の金原貴会長(61)も「宿泊客がリピーターとなるようにガイドツアーを磨き込んでほしい」と期待する。

 ホタルは、フラワーパーク副参事の大城明義さん(54)が園内や知人に頼んで繁殖させている。「(観賞ツアー以外に)蛍の夕べだけでも毎年1万人近い来園がある。多くの子供やお年寄りに感動を与えられるように力を入れたい」と話す。

 観賞ツアーは7月12日まで毎日実施している。事前の申し込みが必要で、大人500円、小中学生200円。問い合わせは舘山寺温泉観光協会=電053(487)0152。

(赤野嘉春)

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